【カープ】先発ローテ左右の軸へ!九里亜蓮投手、床田寛樹投手
昨季は20試合に先発し8勝6敗、防御率2・96。プロ7年目で初の規定投球回に到達し、シーズンを通してローテを守り抜いた九里亜蓮投手について、カープOBの外木場義郎さんは「本当によく投げてくれたしチームの力になった。不利なカウントになっても変化球で打ち取る術が身についたことが成長した部分」と評価。
更なるレベルアップのために身に着けることについては
「“ストレートの使い方” を工夫したらもっと良くなる。変化球にはかなり自信を持っているだろうが、打者の意表をつく所を変化球で交わすのではなくストレートが投げ込めればより投球の幅が広がる」
今年は完投数にもこだわりたいという九里投手。そのために必要なことについては
「無駄な四死球などを出さないこと。彼は多くの変化球を投げることができるが、その中でも特に自分にとって一番自信があり武器になる球種を磨くことが重要。開幕投手への意気込みも口にしているが、それぐらいの気持ちを持ってやるべきだし、先発ローテを守り抜いて、どこのチームが相手でも結果を残してほしい」期待を込めました。
続いて、床田寛樹投手。
昨季は15試合に先発し5勝8敗、防御率4・93。2軍降格もあった彼に対する外木場さんの印象は「去年は前半戦でつまずいた。試合の立ち上がりが良くなかった結果、なかなか自分の投球ができないシーズンだったはず」と振り返った。
その改善のために床田投手に必要なことを聞くと
「特に右打者に対しての外角へのコントロール。右打者の外角(=左打者の内角)を攻める球が上手く使えていなかったので、それが操れるようになれば大きく変わるだろう。
昨季、特に左打者の被打率が高かったのは、左打者を苦しめる内角に投げ切るコントロールが十分ではなかったのが原因。そのためキャッチャーも要求しづらかったはず。しっかりとしたコントロールを身に着ければ、左打者に打たれることは確実に減るし、それが自信になり強気な自分の投球ができるようになる」と話しました。
2桁勝利と規定投球回到達を目標に掲げる床田投手。
外木場さんは「軸になってもらわないといけない貴重なサウスポー。左の先発を引っ張る存在で1年間ローテを守ってほしい」とエールを送りました。
この2人がしっかり先発ローテで活躍することが投手陣の厚みのうえで必要不可欠。期待せずにはいられません。
広島ホームテレビ
『みみよりライブ 5up!』2021年1月18日放送
「北別府学の週刊GO up!」
ライター 廣瀬隼也(HOMEアナウンサー)