地元カルチャーの発信地!尾道観光で行くべきスポット/広島県尾道市
古き良き、箱庭的な町並みが魅力的な広島県尾道市。坂のまち、映画のまち、猫のまち……。そんなまち歩きが楽しい尾道は今、温故知新の精神で地元に根差す「カルチャーの発信地」がたくさん! 多彩な文化に触れる尾道さんぽで、二度目三度目の尾道を満喫して。
魅惑の柑橘の世界へ誘う案内人を訪ねて『カンキツスタンド オレンジ』
尾道駅の改札を抜けるとすぐ現れる、ビビットなオレンジが目を引くジューススタンド『カンキツスタンド オレンジ』。全国有数のレモンの産地(日本一の生産量でもあります!)「瀬戸田」は、レモンの他にも様々な柑橘類が栽培されている。その数なんと、把握している品種のみで50種以上!
12月〜5月に旬を迎える柑橘類を搾汁することで、通年で柑橘の個性や魅力を味わうことができ、いつでも生産者と消費者をつなぐことができる架け橋の役割も果たしている。
「商品を通して瀬戸田の良さを知ってほしい、アンテナショップとしての機能もある」と、スタッフの方の言葉の通り、レモン農家の蜂蜜やジュースの飲み比べセット、柑橘とスパイスのジャムなど柑橘の新しい表情を楽しむことができる物ばかり。
旅の始まりとシメに訪れたい一軒です。
カンキツスタンド オレンジ
住所/広島県尾道市東御所町1−1 JR尾道駅ビル1階
営業時間/11:00〜19:00 ※金・土曜日は〜23:00
定休日/なし
https://kankitsustand.stores.jp
Instagram @kankitsustand_orange
まち歩きの合間においしい日本茶で、ほっと一服『TEA STAND GEN』
広島県のほぼ中央に位置する世羅町で、無肥料・無農薬で日本茶を栽培、製造、販売までを一貫して行う『TEA FACTORY GEN』。煎茶、ほうじ茶、白茶、和紅茶、広島県産ベルガモットをブレンドしたアールグレイなど、手作業で作られるお茶はどれも、やさしい味わいなのに個性的。
お茶の花で香り付けした煎茶『茶花茶』は、2022年日本茶アワード・ファインプロダクト賞を受賞しました。
そんな『TEA FACTORY GEN』のお茶をいただけるこちらのお店は、メインストリートの裏路地にあり、「探す楽しみも尾道のまち歩きの醍醐味のひとつ」と、店主・高橋さんは言います。
2023年春、茶器や、より広いライナップのお茶を取り扱う2号店がオープン予定。日本茶の文化を守り、継承して行くべく、“逆説的に本物を追求する”高橋さんの挑戦はまだまだ続く!
TEA STAND GEN(ティースタンド ゲン)
住所/広島県尾道市土堂町1−14−10
電話/0848−88−9188
営業時間/12:00〜17:30(季節により変動あり)
入場料/なし
定休日/月・火曜日
https://tea-factory-gen.com
Instagram @tea_stand_gen.onomichi
お茶とたい焼きとまち並みのマリアージュ『お茶とたい焼きの みるめ』
TEA STAND GENのお茶とたい焼きのお店「みるめ」。「みるめ」とは、春一番に芽吹く最高級の芽のこと。みる芽はたくさん収穫できないけれど、とても良質。
そんな、みる芽の様にたい焼きを大量生産ではなく、素材や作り方にこだわって毎日でも美味しく食べられる、自家製あんこと無農薬瀬戸内のほうじ茶粉末を練り込んだ生地で、一枚一枚丁寧に焼いています。
たい焼きは、国産小麦と無農薬のお茶パウダーを練った生地の他、もち粉と米粉を合わせたグルテンフリーな生地もあり、今後定番に加え、季節ごとにあんこや生地を変化したたい焼きも並ぶそう。
尾道でほうじ茶の鯛焼きが食べられるのはここだけ。まち歩きのおともにお一ついかが?
お茶とたい焼きの みるめ
住所/広島県尾道市土堂1-14-11
定休日/月〜木曜日
営業時間/12:00〜16:00
※インスタグラムのDMにて予約受付可(1週間前まで)
Instagram @ochatotaiyaki_mirume
尾道の新しい魅力を体感できる場所『LOG』
尾道の千光寺へと続く石階段の中ほどにあるLOGは、インドの建築家ビジョイ・ジェイン氏率いるスタジオ・ムンバイによる複合施設です。
昭和38年に建てられたアパートを改修し、客室やライブラリー、ダイニングをはじめ、カフェ&バー、ショップなどを併設しています。
客室は床・壁・天井に手漉きの和紙を張り、光が柔らかく差し繭のように人を優しく包み込む空間です。
食事は料理家の細川亜衣さんが監修し、旬の野菜や魚など地元の食材を使ったコース料理を楽しめます。
木漏れ日が差し込むダイニングや瀬戸内果実のスイーツが楽しめるカフェ、尾道水道を望むライブラリーなど、尾道のまちを五感で楽しむゆっくりと時間が流れる施設です。
LOG(ログ)
住所/広島県尾道市東土堂町11-12
電話/0848-24-6669
営業時間/施設により異なる
https://l-og.jp
尾道の中にあるもう一つの「まち」『ONOMICHI U2』(広島県尾道市)
JR尾道駅より徒歩5分。ONOMICHI U2は、海沿いに建つ倉庫をリノベーションし再生させた複合施設です。
倉庫をひとつの「まち」と見立て、ホテル、レストラン・バー、カフェ、ベーカリー、ライフスタイルショップ、サイクルショップを併設しています。
ONOMICHI U2
住所/広島県尾道市西御所町5-11
電話/0848-21-0550 FAX/0848-21-0552
MAIL/info@onomichi-u2.com
営業時間/施設により異なる
https://onomichi-u2.com
歴史ある帽子店でお気に入りを見つけて『藤井製帽 小売部』
尾道水道沿いの海岸通りにある『藤井製帽 小売部』。1948年の創業、歴史ある尾道の老舗帽子メーカー『藤井製帽』の直営店です。
開放的な大きな窓から陽が入る明るい店内には、たくさんの帽子が並んで、素敵な帽子たちに心が躍ります。
長年培ってきた製法で、天然素材の持つ優しさと機能性を活かした麦わら帽子のオリジナルライン「FUJII SEIBO」と、年齢・性別・時代・あらゆる概念に“線は引かない”をコンセプトとした「točit(トチエット)」。『藤井製帽』の2つのオリジナルブランドは、全国的な注目を浴びています。あなたにフィットする帽子を見つけて。
藤井製帽 小売部
住所/広島県尾道市土堂1−15−17
電話/0848−22−5660
営業時間/11:00〜19:00
定休日/火
https://retail.fujiihat.com
Instagram @fujii_hat_kouribu
衣食住を彩る作品たちと出合う場所『gallery jaja(ヤヤ)』
「創業地であるこの場所で、尾道の人に素晴らしい作品に触れてほしい」と『藤井製帽』の新しい取り組みとしてスタートした『gallery jaja(ヤヤ)』。
洋服やカトラリー、和紙を使った器、木彫の花器など、暮らしを豊かにするアイテムが揃い、まるでライフスタイルショップにきた気分。
「『jaja』ではギャラリーとしての発信だけではなく、この空間と様々な作り手によって、新たな創造を生みだし育てていくアートスペースでありたい」のコンセプトの通り、暮らしに取り入れたその先まで、楽しみになる作品と出合えるかも。
gallery jaja(ギャラリー ヤヤ)
住所/広島県尾道市土堂1−15−16
電話/0848−29−3318
営業時間/11:00〜19:00
定休日/火・水
https://gallery-jaja.jp
Instagram @gallery.jaja
細い路地のロマン溢れるゲストハウス『あなごのねどこ』
広島県尾道市、尾道商店街に再現された京都町屋ならぬ『尾道町屋』。入り口から奥の庭まで細く長く続く通り土間、『まどろみ小路』にあるゲストハウス『あなごのねどこ』。
ゲストハウスの名前の由来は縦に長ーい町屋の造りをたとえた言葉『うなぎのねどこ』を、うなぎを尾道名物のあなごに変え、名付けられました。(おちゃめ!)
ドミトリーや個室利用、ドミトリーの貸切などフレキシブルに泊まれるのも◎暮らすように泊まりたい方にもおすすめです。
あなごのねどこ
住所/広島県尾道市土堂2丁目4-9
チェックイン/16:00〜21:00
チェックアウト/11:00
受付電話番号:0848-38-1005 (16:00~21:00)
http://anago.onomichisaisei.com
設備詳細/http://anago.onomichisaisei.com/?page_id=95
Instagram @anagononedoko
選書と選曲に酔いしれて『紙片』
『ゲストハウスあなごのねどこ』を通り過ぎ、通り土間の『まどろみ小路』から奥庭へ。その先のくぐり門を抜ければ、小路の終着点、『本と音楽 紙片』がたたずんでいます。
紙片はかつて離れだった建物をリノベーションした場所。白いカーテンの中へ入りレジの左手に進むと、本とCDが陳列された奥行きあるスペースが。
「あの人はきっとこんな本が好き」。
店主の寺岡圭介さんが、たとえば訪れるお客さんや友人など読む人のことを思いながらセレクトした詩や小説、エッセイ、絵本などが並びます。
あの人へ、この人へ、私へ。特別な一冊を選ぶ喜びを全身で感じて。
本と音楽 紙片
住所/広島県尾道市土堂2丁目4-9 あなごのねどこの奥の庭
営業時間/11:00〜19:00
定休日/木曜日
電話/なし
https://shihenonomichi.wixsite.com/home
Instagram @shihen_onomichi
尾道水道を一望できるニュースポット『千光寺公園頂上展望台 PEAK』
千光寺公園の頂上にある『千光寺公園頂上展望台 PEAK』。
2022年3月にリニューアルオープンしたこのスポット。デッキは全長およそ63mもあり、尾道市街の大パノラマが楽しめる新名所として人気を博しています。
この展望台から見る景色は、どのシーズンも見ごたえあり! 桜が開花する4月上旬~中旬ごろは特におすすめの時期です。『日本さくら名所100選』に選定されており、ここからの見晴らしはまさに尾道を代表する景観。開放感たっぷりの展望台から、尾道の風景と桜を満喫することができます。
千光寺公園頂上展望台 PEAK
住所/広島県尾道市西土堂町20-2
電話/0848-38-9184 (尾道市観光協会)
駐車場/あり
いかがでしたか?懐かしい町並みに新しい風が吹く尾道、さすが港町の懐の深さ!何度でも楽しい「尾道のまち歩き」があなたを待ってますよ。
瀬戸内Finder編集部
▼記事提供元
「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。