春の昆虫「コガネムシ」世界で約35,000種・コガネムシ上科の昆虫たち|地球派宣言
2023.04.27
冬眠から覚めた昆虫たちが、活発に動き出す季節。
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なかでも今回注目したのが、世界で3万5000種いると言われるコガネムシ上科の昆虫たち。
カナブンやコガネムシ、カブトムシもコガネムシ上科に分類するといわれていて、多様な色や形、生態・食性が魅力です。
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そんなコガネムシの魅力を探るため、広島市森林公園こんちゅう館を訪ねました。
教えてくれるのは、昆虫の世界に魅せられた久我さんです。
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まず紹介してくれたのは、シロスジオオツノカナブン。
オスがメスに求愛をするとき、完熟したフルーツの桃のような匂いを出すと言います。
そして、アフリカに生息する大型のカナブン、ポリフェムスオオツノカナブンのオスには、カブトムシのような角状の突起があるのが特徴です。
これは、メスを巡って戦ったり、エサ場を巡って戦うときに使うのだと言われています。
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そして、久我さんのオススメがオオセンチコガネ。
キラキラしてカワイイ昆虫ですが、実は動物のフンなどに集まるフン虫なんです。
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このオオセンチコガネの一部は、広島市安佐動物公園のマンドリルのフンから採集したもの。
様々な動物を調べた結果、匂いの強いものに、多くのフン虫が集まったということです。
フン虫は、フンだけでなく、死体なども食べることがあります。
そのまま放置していると、腐って衛生環境が悪くなりますが、フン虫たちが掃除役として分解することで、キレイな環境を保っているそうです。
色や形・生態まで、様々な特徴を持つコガネムシ。
身近な生き物の観察を通じて、その多様性に触れてみてはいかがでしょうか。
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2023年4月26日放送)
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