春の昆虫「コガネムシ」世界で約35,000種・コガネムシ上科の昆虫たち|地球派宣言

冬眠から覚めた昆虫たちが、活発に動き出す季節。

 

地球派宣言 チョウチョ

 

地球派宣言 オオコイムシ

 

なかでも今回注目したのが、世界で3万5000種いると言われるコガネムシ上科の昆虫たち。

カナブンやコガネムシ、カブトムシもコガネムシ上科に分類するといわれていて、多様な色や形、生態・食性が魅力です。

 

地球派宣言 カナブン

 

地球派宣言 コガネムシ

 

地球派宣言 カブトムシ

 

そんなコガネムシの魅力を探るため、広島市森林公園こんちゅう館を訪ねました。

教えてくれるのは、昆虫の世界に魅せられた久我さんです。

 

地球派宣言 こんちゅう館

 

地球派宣言 こんちゅう館 久我 立さん

 

まず紹介してくれたのは、シロスジオオツノカナブン。

オスがメスに求愛をするとき、完熟したフルーツの桃のような匂いを出すと言います。

 

そして、アフリカに生息する大型のカナブン、ポリフェムスオオツノカナブンのオスには、カブトムシのような角状の突起があるのが特徴です。

これは、メスを巡って戦ったり、エサ場を巡って戦うときに使うのだと言われています。

 

地球派宣言 シロスジオオツノカナブン

 

地球派宣言 ポリフェムスオオツノカナブン

 

そして、久我さんのオススメがオオセンチコガネ。

キラキラしてカワイイ昆虫ですが、実は動物のフンなどに集まるフン虫なんです。

 

地球派宣言 オオセンチコガネ

 

このオオセンチコガネの一部は、広島市安佐動物公園のマンドリルのフンから採集したもの。

様々な動物を調べた結果、匂いの強いものに、多くのフン虫が集まったということです。

 

フン虫は、フンだけでなく、死体なども食べることがあります。

そのまま放置していると、腐って衛生環境が悪くなりますが、フン虫たちが掃除役として分解することで、キレイな環境を保っているそうです。

 

色や形・生態まで、様々な特徴を持つコガネムシ。

身近な生き物の観察を通じて、その多様性に触れてみてはいかがでしょうか。

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2023年4月26日放送)

SDGs

 

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