「もっと良いプレーができるように」広島ドラゴンフライズ カイ・ソット選手|勝ちグセ。HERO調査隊
チーム初のチャンピオンシップ出場を決めた、広島ドラゴンフライズ。
その原動力の一つとなったのが、2月に加入した「フィリピンの至宝」、20歳のカイ・ソット選手。
笑顔のカイ・ソット選手
Bリーグで最も高い、 2m20cmの身長を活かしたプレーで、チームの戦力アップに貢献している。
廣瀬リポーター(174cm)との比較
圧倒的な高さから繰り出される、カイ・ソット選手の武器とは?
―カイ・ソット選手
譲れない部分、フォーカスしている部分はリバウンド。
すべてのリバウンドをとってやるといった勢いで、毎試合プレーしていきたいし、ディフェンス面では自分がついている相手には、抜かせないという意識をもっている。
練習でのリバウンドの様子
高さを活かした攻めと守りで、チームに勝利を呼び込むカイ・ソット選手の勝ちグセは?
―カイ・ソット選手
試合直前にベンチに座って神様に祈ること。
試合結果は神のみぞ知るので、神様の力が無いと勝てない試合もあると思う。
神様に祈って自分たちの家族やファンのために、この試合が無事に終われるように神様に祈ってからプレーする。
チームの司令塔、寺嶋選手に、カイ・ソット選手の印象を聞いてみると…
―寺嶋 良選手
頭が良くてクレバーな選手。
やっぱり20歳だなと思う可愛らしい部分もたくさんあって、僕は本当に好きですね。
会話するカイ・ソット選手と寺嶋選手
ここは直してほしいなって場所は?
―寺嶋 良選手
試合などで円陣を組むときに肩をモミモミってしてくれるけど、すごい力が強くて、痛い!
今日も上澤選手がやられてて痛がっていた。力の加減をしてほしい(笑)
マッサージされる上澤選手
本人に聞いてみると…
―カイ・ソット選手
マッサージは冗談でやっている。
周りにいる選手にふざけてやったり、わざと強くやったり。
わざとやっていたんですね。寺嶋選手から痛すぎるという苦情が来ていますが?
―カイ・ソット選手
痛がらせるためにやっているからね(笑)
いたずら好きなカイ・ソット選手
頼もしさと、お茶目さを兼ね備えたカイ・ソット選手。
チャンピオンシップという高みに向け、若きビッグマンが掲げる目標とは?
―カイ・ソット選手
プレーオフの雰囲気や環境は普段と全く違うので、そのためにレベルアップしていきたいし、もっと良いプレーができるように頑張りたい。
◆ カイ・ソット選手
2002年5月11日生まれ フィリピン出身
身長220cmの圧倒的な高さを活かしたプレーが魅力的で、「フィリピンの至宝」と呼ばれるほど人気と実力があります。
広島の街の印象は「静かで自然があり、何でも揃っている素晴らしい街」。
また、日本のアニメを観ることが好きで、そこから日本語を学ぶこともあるそうです。
最近、「かわいい」という言葉を覚えたので、自分の名前と組み合わせて「カワイイ・ソット」と呼んでいるようです。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 4月22日放送
ライター:藤本 益之介