「おじさんビジネス用語」を徹底解説!若者のみなさん意味が分かりますか?
新年度が始まりおよそ1か月。毎年、新入社員が入社するこの時期に、ザワザワとSNSで話題になる言葉があるんです。
それが「おじさんビジネス用語」。
ビジネスの場面で、おじさん世代が職場で使う言葉のことを言います。
ところで、何歳からおじさんと言うんでしょうか。
ある広告代理店の調べによると、平均43.24歳から「おじさん」なんだそうです。
おじさんと言うにはちょっと若いような気もしますが、そんなおじさんが使っている「おじさんビジネス用語」をまとめてみました。
「よしなに」「一丁目一番地」「エイヤ」「全員野球」「がっちゃんこ」「いってこい」「テレコ」「ガラガラポン」いくつご存じですか?
おじさんビジネス用語
街の若者に聞いてみたところ…「全然聞いたことがない」「わからない」などの答えが返ってきました。
そこで、おじさんビジネス用語で、例文を作ってもらうと…
ガラガラポンでは、「3,000円分買われたので、あちらにガラガラポンがあるので、ガラガラポンしてきてください」。
テレコでは、「テレビでこの商品を見たので、テレビコールしました。その商品をくださいみたいな…」。
いってこいでは、「どこどこ行ってこい」という答えが返ってきました。
専門学生の女性2人
それぞれの言葉の意味は、
「よしなに」=「良い具合に」/「適切に」
「一丁目一番地」=「最優先事項」
「エイヤ」=「だいたい」/「ざっくりと」
「全員野球」=「一致団結」
「がっちゃんこ」=「あわせる」/「合体させる」
「いってこい」=「プラスマイナスゼロ」/「とんとん」
「テレコ」=「互い違い」
「ガラガラポン」=「仕切り直す」/「白紙に戻す」
意味を聞けば、なんとなく分かるというものもあると思いますが、若い世代は知らないという人がほとんどです。
一方で、おじさん世代には浸透していて、使い慣れた言葉なので、ついつい使ってしまっているという人もいれば、若者には通じないので、控えているという人もいました。
もし、おじさんたちから知らない言葉を使われたらどう対応しているのでしょうか?
「ニコニコしながら「はい」って言っておく。逆に自分たちの若い言葉とかも知らないと思うので、そういう意味では会話が通じないという可能性があると思っています」
やはり、若者世代とおじさん世代ではギャップがあるようです。
50代男性会社員
意味が通じなければ、コミュニケーションがうまく取れないこともあるので、お互いにわかりやすい言葉で話すということも必要かもしれませんね。
そのあたりは「よしなに」してみてはいかがですか。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年4月23日放送)