【創業55年】地域に根ざした定食屋「ドライブインミッキー」おすすめメニューをご紹介!
広島県の北東部、中国地方のほぼ中央に位置し、岡山県・島根県・鳥取県に隣接する「県境のまち」庄原市。今回は、創業55年の定食屋「ドライブインミッキー」にうかがい、1番人気のメニューとおすすめのメニューをいただいてきました。
さらに、100種類以上のメニューが生まれた経緯や、気になる店名「ミッキー」の由来についても、うかがってきたのでぜひ最後までご覧ください。
アクセス
庄原IC出口から国道432号に入り、国道183号/庄原/西城方面に向かって進みます。そうすると、前方右手に赤文字で「ドライブインミッキー」と書かれた黄緑色の建物が見えてきます。オレンジ色の「ミッキー」という看板も印象的です。
ドライブインミッキー外観
店内の様子
大きな窓ガラスから自然光が入る明るい店内には、古き良き昭和の雰囲気が漂っています。入口から入るとテーブル席のスペースがあり、右手に進むと座敷席があります。
座敷席への入口がやや狭く、この先はどうなっているんだろうというわくわく感がありました。加えて、店内には置物や飾り物が多くアットホーム感が満載でした。
テーブル席にも座敷席にもお子様用の椅子がありました。
また、座敷席には六角形の手作り座椅子が置いてあり、高齢のお客さんからも人気があるとのことでした。この手作り座椅子は牛乳パックでできており、同じく庄原市にある共同作業所「ゆめのいえ」さんから購入されているそうです。
店内に入るとすぐ目に飛び込んでくるのが、この金色のだるまさんです。だるまさんの色は1年ごとに変わるそうです。
無料サービスコーナー
店内中央ではコーヒーの無料サービスを提供しています。コーヒーはアイスとホットから選べます。そしてなんと、ライスのおかわりが無料です!たくさん食べたい方にはうれしいサービスですね。
お店の入口では、野菜や果物のジュースが販売されていました。気になる方はぜひ手に取ってみてください。
ドライブインミッキー1番人気のメニュー「牛乳みそホルモンチャンポン」
牛乳みそホルモンチャンポン 1,000円(税込)ご覧ください!このボリューム!そして気になる牛乳の小瓶。ドライブインミッキーは、元々牛乳販売店だったことからサービスで牛乳がついてきます。給食みたいで懐かしい気持ちになりますね。牛乳が苦手な方は、注文時に伝えてみてください。こちらの牛乳は宅配専用で、スーパーなどでは購入できないそうです。乳脂肪分が高くまろやかでこくがあり、牛乳の味が強いのが特徴です。
間近でみるとものすごい迫力です。野菜が山盛りで麺が全く見えません。(笑)
スープは牛乳みそということで、みそ味はしっかりするもののとてもあっさりしていてまろやかでした。減塩のスープとうかがったので、ついついたくさん飲んでしまいました。ドライブインミッキーのラーメンだしは、牛骨・鶏ガラ・香味野菜から24時間かけてとっているとのこと。
野菜とホルモンの下から麺を発見しました。ずっしり重たい感じが伝わりますでしょうか。まろやかな牛乳みそスープと絡んだ麺はとてもおいしく、箸が進みました。
そしてこのホルモン。牛の大腸(シマチョウ)が使われています。処理が大変なシマチョウを、湯通ししてしっかり油抜きしてくさみをとり、ぷりぷりの食べ応えを演出。噛むとやわらかくて甘みがありました。
さらにこのチャーシューがやわらかくておいしい!
山盛りのしゃきしゃき野菜にはスパイスが効いていて、まろやかなスープとマッチしていました。
このボリューム満点なチャンポンが誕生した経緯を、店主の山口さんにうかがうと、「お客さんに喜んでもらいたい」という一心でやっているうちに自然と野菜の量が増えていったそうです。
常連のお客さんの多くは農業をされていて、男女問わずよく食べる方が多いとのこと。ドライブインミッキーのメニューには、お客さんの声がかなり反映されています。
ドライブインミッキーのおすすめメニュー「広島牛ステーキ定食」
広島牛ステーキ丼 1,450円(税込)ドライブインミッキーのおすすめメニューは、広島牛ステーキ丼です。こちらは、広島牛ステーキ丼+みそ汁+ミニサラダ+冷やっこ+漬物がセットになります。もちろん牛乳の小瓶付きです。この量で1,450円(税込)というのはかなりリーズナブルですよね。
広島牛のステーキは、やわらかくて甘くて数口噛んだら溶けてなくなりました。白ごはんとの相性は抜群です。ステーキは好みの焼き方を指定できるそうなので、こだわりのある方はぜひ注文時に伝えてみてください。
秋冬限定おすすめメニュー
ドライブインミッキーには、「春夏メニュー」と「秋冬メニュー」があります。今回は、秋冬限定メニューの「ホルモン鍋定」と「かきっこらーめんライスセット」のおすすめポイントをうかがってきました。
ホルモン鍋定のおすすめポイント
ホルモン鍋定は、ホルモン鍋+ライス+冷やっこ+ミニサラダのセットです。おすすめポイントはホルモン鍋のおだしです。ホルモン鍋には、24時間じっくり煮込んだこだわりのラーメンだしが使われています。牛骨と鶏ガラと野菜のうまみを感じてもらいたいとのことでした。
かきっこらーめんライスセットのおすすめポイント
かきっこらーめんライスセットは、カキフライ+ライス+らーめん+冷やっこのセットです。広島産カキフライだけでなく、らーめんも一緒に食べたい方にはおすすめです。実はこちらのセットは、お客さんの声から生まれたメニューの1つだそうです。「カキフライもらーめんも食べたい」という要望から、カキフライとらーめんのセットが誕生したとのこと。サービス精神旺盛な、ドライブインミッキーらしいエピソードですね。
日替りメニューはすべて50円引き
ドライブインミッキーには、日替りサービスがあります。曜日ごとにサービスメニューが決まっていて、通常価格よりも50円お得となっています。
当日の日替りサービスは、Instagramにアップされているのでぜひチェックしてみてください。
ドライブインミッキーのメニューはなんと100種類以上
ドライブインミッキーのメニューは100種類を超えています。長い歴史の中でお客さんの声を取り入れていくうちに、あれもこれも食べられる夢のようなメニュー表が完成したそうです。見るだけで楽しいメニュー表をぜひご覧ください。
実はこのメニュー表は、店主の山口さんのお母様が手作りされています。あたたかみがあってステキですね。
なんとうどんやそばまで食べられます。
広島牛が食べられるお店は、県内でも多くないそうです。おすすめメニューとしても紹介しましたが、広島牛のステーキ丼はとてもおいしいのでぜひ1度お試しください。
だしへのこだわりが強いらーめん。やはり種類が豊富です。
がっつり食べたい方はセットで!
どのメニューもボリューム満点ですね。
牛乳みそうどんも気になります。
焼きそばは鉄板で出てくるそうです。昔からの人気メニューとのこと。
少食の方向けに、ちょこっとメニューもあります!
うなぎもあることに驚きますね。
メニューの多さにただただ圧倒されました。こちらのメニュー表に載っているものは、すべてテイクアウトできるとお聞きしてさらに驚きました。気になるメニューがあれば、お持ち帰りするのもありですね。
ドライブインミッキーの歴史
ドライブインミッキーの歴史について、店主の山口弘喜さんにうかがいました。山口さんの祖父にあたる先々代が、昭和30年代に山口牛乳店を始めたのがきっかけだそうです。そして、昭和42年11月にミッキー食堂として営業がスタート。今では創業55年、地元の方々に愛される老舗の定食屋さんです。
ミッキーの由来とは?
とても気になる「ミッキー」の由来についてお聞きしてみました。「ミッキー」とは、先代の山口三喜雄(みきお)さんのお名前からきているとのこと。先々代が、息子にあたる三喜雄(みきお)さんのミキをもじって店名にされたそうです。ドライブインミッキーならではのほっこりするエピソードですね。また、お店の看板にもなっている男の子は、子どものころの店主山口さんがモデルになっているそうです。
今後の展望
店主の山口さんにうかがったところ、「お客さんからはおじいちゃん家おばあちゃん家に来たようで懐かしいという感想をいただくことが多い。古き良き昭和の時代の雰囲気や空間を今後もずっと続けていきたい」と話してくださいました。
また、店主の山口さんが毎日更新されているお店のInstagram。日替り定食や店休日の予定を発信されています。広島市内や県外から「インスタを見て来ました」というお客さんが増えているそうです。「毎日更新は大変な作業だけど、お客さんに喜んでいただけているので続けたい」とのことでした。
店舗情報
店舗名 | ドライブインミッキー |
住所 | 〒727-0004 広島県庄原市新庄町491-1 |
電話番号 | 0824-72-0649 |
営業時間 | 10:30~20:00(19:30 LO) |
定休日 | 毎週日曜日(3連休中の中日など、営業していることも)※ホームページやInstagramで確認できます |
駐車場 | 有(35台完備) |
支払い | 現金、PayPay、庄原市なみかカード、クレジットカード不可 |
ホームページ | https://drivein-micky.jimdofree.com/ |
https://www.instagram.com/driveinmickey/ |
庄原を訪れた際、またはInstagramで気になるメニューを見つけた方は、メニューが豊富な定食屋【ドライブインミッキー】へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※この記事の情報は2023年3月時点のものです。情報は変更になる場合があります。
ライター/林 詠美子