【データで紐解く】今季のカープ・堂林翔太が好成績を残せた理由のひとつ
野球選手の成績は、しばしば数字で評価される。
野手であれば打率や出塁率、打点など…、投手であれば勝ち星の数や防御率、奪三振数などがその指標として挙げられる。
今回のカープ道では、それらと比較して、より踏み込んだデータの分析をもとにカープ選手の活躍の背景を紐解く。
佐々木浩哉先生講師にお迎えするのは、データスタジアムの佐々木浩哉先生。
データスタジアムとは、野球・サッカー・ラグビーなどの試合内容を分析し、データ化した情報をメディアやチーム、ファンに提供する会社で、分かりやすい例でいうと配球図や、一球速報などのデータ配信を行っている。
そんなデータのプロである、佐々木先生がカープ選手の今シーズンのプレーを分析し、解説してくれた。
まず先生が分析をしたのは、堂林翔太選手。
堂林選手には、昨シーズンと比較して、明らかに改善したデータがあると言う。
それは・・・「ボール球に手が出ていた回数の減少」。
2019年は34.4%の確率でボール球に手が出ていたが、2020年は26.3%まで減少している。(データスタジアム調べ)
ボールゾーンスイング率今年は打席に立つ回数が増えたにも関わらず、リーグ平均(28.6%)と比較しても確率が低くなっているのは良い傾向だという。
リーグ平均比ほかにも佐々木先生は、森下暢仁投手らを分析。
圧巻の活躍で新人王間違いなしと言われている森下投手だが、過去に新人王を獲得した先輩ピッチャー、野村投手、大瀬良投手と比較すると、抜きん出ているデータが見えて来るとか。
森下投手データで紐解くカープの未来予想図に期待しながら、早く球場で大きな声を出して応援できる日が再びやってくるのを待ちたい。
広島ホームテレビ
『カープ道』2020年12月9日(水)深夜0時15分~
「データが導く カープ未来予想図」
https://www.home-tv.co.jp/carpdo/
ライター 安平 愛
データ提供:データスタジアム