皆さんは、魚の赤ちゃん時代を想像したことがありますか？

魚の名前を聞いて、思い浮かべるのは大人になった姿ですよね。

 

今回の主役は、赤ちゃん魚です。

小さくてかわいいその姿には、身を守るための模様や、ほかのものに擬態したり、生き抜くための進化が詰め込まれています。

 

ミナミハコフグの赤ちゃん

 

かわいくて、たくましい生きざまを、岸壁幼魚採集家の鈴木香里武（すずき・かりぶ）さんと紐解いていきます。

香里武さんは、メディアへの出演や講演会、さらには幼魚水族館の館長を務める、お魚界で大注目の存在です。

 

鈴木 香里武さん

 

香里武さんと山﨑アナウンサーの2人で、瀬戸内海の漁港を大捜索します。

 

香里武さんと山﨑アナ

 

漁港は、階段やロープ、流れてくる藻などの隠れ家がたくさんあるため、赤ちゃん魚にとって暮らしやすい環境なのだそうです。

まず2人が訪れたのは、江田島市にある深江漁港。

 

江田島市 深江漁港

 

すると、さっそく香里武さんが海面に何かを発見！

枯れ葉が集まっているところに、同じ色をして擬態している赤ちゃん魚がいるということで、タモ網ですくってみると、体長2cmほどのニジギンポの赤ちゃん魚がいました！

大人になると10cmほどに成長し、海の底で暮らすようになるそうですが、赤ちゃんのときは海面近くの藻に隠れていることが多いとのこと。

ニジギンポは体の色を環境に合わせて変えることで、天敵に見つからないようにする特技を持っているそうです。

 

海面に浮かぶ赤ちゃん魚

 

ニジギンポの赤ちゃん魚

 

そして夜の漁港でも、さまざまな出会いがありました。

 

漁港の足元をライトで照らすと、なにやら魚の群れが…

海に住むナマズの仲間、ゴンズイの赤ちゃんです。

 

1匹だと小さく弱いので、大群を作って大きな生き物のように見せているそう。

ゴンズイは大きくなると、単独で行動するため、赤ちゃん時代だけの生態です。

 

岸壁にいるゴンズイの群れ

 

ゴンズイの赤ちゃん

 

その後も捜索を続ける2人の前に一風変わった姿の赤ちゃんが出現！？

その驚きの正体とは！？

 

変わった姿の赤ちゃんの正体は？

 

瀬戸内海の漁港は初めてという香里武さん。

想像していた以上に、たくさんの赤ちゃん魚に出会えたようです。

 

広島ホームテレビで、2月19日（日）午前10時～
地球派宣言30周年特別番組「瀬戸内海はパラダイス　赤ちゃん魚のかわいい秘密」が放送されました。

夜に出会った赤ちゃん魚の正体も番組の中に登場しましたよ。

▼見逃し配信中
【可愛すぎる赤ちゃん魚特集】瀬戸内海を大捜索 透明の赤ちゃんも？！

 

 

広島ホームテレビ『５up！』
地球派宣言コーナー（2023年2月15日放送）