【広島雑学】神の住む島「宮島」昔の連絡船にあった子どもが喜ぶある特徴とは?
知っているようで知らない。思わず「へぇ~」と言いたくなる広島の雑学をクイズに!
今回は世界遺産、厳島神社が有名な宮島へやってきました。
宮島観光ガイドの山中さんに宮島に関する雑学を教えてもらいましたよ。
山中さん「宮島は島全体が神の住む島とされていて、神聖な土地とされていたんです。日本三景に数えられるほど、景色もきれいですよ」。
宮島土産といえば、もみじ饅頭を思い浮かべますよね?
でも昔はそうではなかったようで・・・
山中さん「昔は宮島ならではのお土産は、もみじ饅頭ではありませんでした。これが宮島最古のお土産と言われている色楊枝です。宮島は木工細工が盛んで、小さくて軽いし日持ちもするので、昔は宮島といったら必ず色楊枝を買って帰るほど人気だったんですよ」。
宮島最古のお土産と言われる「色楊枝」。なんとその歴史は江戸時代までさかのぼります。
色楊枝の先にはシカやサルなどがあしらわれています。
宮島には楊枝献上式(ようじけんじょうしき)という、神様に1年分の白いお箸をささげる儀式があります。
その習わしにあやかったんだそうです。
山中さん「宮島は海に囲まれているから船は大切な乗り物なんですよ。昔はもっときらびやかな船もありました。その名も龍宮丸と乙姫丸!今はもうない船なんですが、ある特徴から一時期「動く○○」と呼ばれていました。それは何だと思いますか?」
ここで問題です!本土との連絡船だった2艘の船。
「動く○○」とは一体何でしょう?ヒントは漢字で3文字です。船の底にある仕掛けがあったそうですよ。
山中さん「答えは“水族館”です!船が動き出してから数年間は、テーブルの下にガラスが張られていて、船の中から宮島の海が見ることができました」。
1957年に龍宮丸、その翌年に乙姫丸が就航。
14年間だけ動いていた船なんです。
寄木造(よせぎづくり)で造られた非常に珍しい船で、龍のうろこも1枚ずつ張り合わせているそうです。
テーブルの台を外すと底がガラス張りになっていて、海を見ることができました。
宮島の知られざる船に広島雑学認定!
広島ホームテレビ『5up!』(2023年2月8日放送)
「広島へぇ~じゃん」
ひろしまリード編集部
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