【創業昭和25年】戦後の広島お好み焼き文化をリードしてきた老舗「みっちゃん 総本店」
広島のソウルフード「お好み焼き」。「みっちゃん 総本店」は、数多くの専門店がある中でも歴史が長い、昭和25年創業の老舗お好み焼き屋です。地元の人はもちろん、観光客まで多くの人に愛されているみっちゃん 総本店から、今回はお好み焼きと鉄板料理をご紹介します。
昭和25年創業の老舗「みっちゃん 総本店」
みっちゃん 総本店みっちゃん 総本店の歴史は古く、昭和25年の戦後間もないころに屋台として中央通りで創業しました。当時のお店の名前は「美笠屋」。その後、昭和28年にみっちゃん 総本店の初代となる井畝満夫さんが父親からお店を引き継ぎ、新天地公園に移転しました。この移転を機に、満夫さんの愛称だった「みっちゃん」が店名になりました。また、井畝満夫さんの名は今もお店で受け継がれています。
二代目・井畝満夫現在は初代の一番弟子がお店の味と技、そして名前を継いで二代目・井畝満夫を襲名しました。生地を広げたり麺を焼いたり、お好み焼きはさまざまな工程を経て完成するため、1、2年で身につく技術ではないと話す二代目。創業72周年を迎えたみっちゃん 総本店は、次の世代の育成にも力を注いでおり、創業100周年を目指す意欲が感じられました。
長く愛される秘訣:昔と変わらないこだわりのソース
創業以来、何度もソースの改良をしてきたみっちゃん 総本店ですが、ベースとなる味は昔から変わっていないそうです。お好み焼きの味の決め手となるソースだからこそ、”これがみっちゃんの味”となるものを日々追及しています。ちなみに、みっちゃん 総本店オリジナルのソースは、店頭やオンラインで購入可能です。
長く愛される秘訣:日々キャベツの切り方や蒸し方を調整
毎日同じように見えるキャベツですが、季節によって水分量や固さが異なります。キャベツの状態に合わせて切る太さを変えることで、いつ食べても同じような食感と味わいを保つことができます。ちなみに、キャベツの水分量や甘みが、みっちゃん 総本店のお好み焼きに一番適している時期が、1月から3月なんだそう。これからの季節、みっちゃん 総本店のベストシーズンが到来しますよ。
特製スペシャル
特製スペシャル 1,540円(税込)取材でいただいたのはイカ天、生イカ、生エビ、モチが入った「特製スペシャル」。ベーシックなお好み焼きの味に加えて、たくさんの海鮮の旨味が広がります。ボリュームたっぷりで食べ応えがあり、お腹が満たされますよ。
広島の人はコショウをかけたり、追いソースをしたりして、楽しむことが多いとのこと。もちろん、お好みでマヨネーズをかけて食べてもおいしいですよ。
コウネ焼き
コウネ 858円(税込)牛の三角バラの下に位置する部位ブリスケは、「コウネ」の愛称で広島の人々に愛されています。牛の脂がたっぷりなので、噛むほどに旨みが出てきてやみつきになります。味がしっかり濃いため、お酒のアテとしてもおすすめです。さっぱりいただきたい人は、添えられたキャベツを巻いて食べるのがおすすめですよ。
牡蠣焼き
牡蠣焼き 968円(税込)広島の食材と聞くと、牡蠣を思い浮かべる人も多いですよね。みっちゃん 総本店では、ぷりっぷりに身が詰まった牡蠣の鉄板焼きがいただけます。連休などお客さんが多い日には、1日に10キロもの牡蠣が出るんだそうです!
〇みっちゃん 総本店 八丁堀店
外観住所:広島市中区八丁堀6-7チュリス八丁堀1F
TEL:082-221-5438
営業時間:[平日]11:30〜14:30 / 17:30〜21:00
[土日祝]11:00〜14:30 / 17:00〜21:00
(L.O/30分前)
定休日:木曜日 ※祝日の場合は翌日
公式サイト:https://www.okonomi.co.jp/index.html
創業以来、多くの人に愛されてきたみっちゃん 総本店は、スポーツ選手などの有名人も来店するほど人気のお好み焼き屋です。こだわりの食材や作り方で、地元の人のみならず、出張の人や観光客など、たくさんの人の笑顔を作っていることが伝わりました。ぜひ、みっちゃん 総本店のお好み焼きで、お腹と心を満たしてくださいね。
ライター・丸山希
※紹介している情報は2022年11月時点のものです。内容が変更している場合があります。