【カープ】来季背番号“31”を継承し 扇の要として期待が高まる坂倉将吾捕手
「来シーズンは今年より良いシーズンになるように頑張りたい」と力を込めるのは、成長著しい坂倉将吾(さかくら しょうご)捕手。来季に向けての抱負をそう語った。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、プロ4年目の坂倉捕手をフカボリ。引退した石原慶幸捕手の背番号“31”を引き継ぐことになり、扇の要として期待が高まる坂倉捕手が今季急成長を遂げた秘密に迫った。
※以下データはすべて2020年11月21日O.A.時現在
2020年2月のキャンプインから「今年はキャッチャー1本で挑む」と宣言した坂倉捕手。
定評のあった打撃でもアピールし、2年連続で開幕一軍の座を奪い取ると、プロ4年目で初めてキャッチャーとしてスタメン出場。今シーズンの成績は打率.287・26打点・3本塁打と数字上全ての面でキャリアハイを更新する活躍を見せ、まさに飛躍のシーズンとなった。
「昨年はスタメン4試合とも外野だったが、今年は全てキャッチャーで47試合に出場。勝って喜びも味わえたし、負けて悔しい思い、自分のミスで点が入って情けないという気持ちもあった」と振り返る。しかし試合に出たからこそ様々な経験ができ、新しい発見も多くあったという。
「ピッチャーの状況を判断しながら最終的に試合の中で決断しなければいけないこともある。割り切らないといけない所もあるので難しかったが、(いろいろなことを吸収したおかげで)後半戦に入って自分の考えでなんとか導くことができるようになったかな」と明かす。
その言葉通り終盤戦では、主に九里亜蓮投手、森下暢仁投手が先発の試合でスタメン出場。中でも10月・11月は(九里投手3勝・防御率1.29、森下投手4勝・防御率0.24)共に好成績を残し、文字通り女房役として支え続けた。
確かな手応えを感じた2020年。この経験を糧にさらなる進化を求めて、オフに入ったこの秋も、研鑽の日々を送っている。
「まずはキャッチングであったり、ワンバウンドで止めるとか、スローイングとか、個人でどうにかできることをレベルアップして、今年ミスが出たものを少なくしていきたい。チームの勝利に直結するポジションでもあるので、本当に勝ちたいと思っている」と締めくくり、プロ5年目となる来シーズンの活躍を誓った。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 2020年11月21日放送
ライター 湯谷葉子
坂倉将吾選手のインタビュー動画はこちら⇒ 勝ちグセ。Carpチャンネル