音戸の瀬戸と渡し船。音戸の町並み散策/広島県呉市

その昔、平清盛が切り開いたと云われる音戸(おんど)の瀬戸。潮の流れが急で難航する開削工事のなか、平清盛が扇で沈む夕陽を招き返し、工事を完成させたという「日招き伝説」が、この地には残っています。

その音戸の瀬戸も、今では2本の美しいアーチ型の橋が架かり、島と本土を繋いでいます。

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海岸沿いの道路から一歩踏み込めば、音戸の旧道。狭い路地には日本家屋や商店、造り酒屋に銭湯。まるで時間を巻き戻したかのような懐かしい街並みが続いています。

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令和3年の10月まで、音戸には日本一短い定期航路と呼ばれる渡し船がありました。音戸と対岸の警固屋を結び、音戸の瀬戸を横断する「音戸渡船」です。時刻表も無く、ひとりでもお客さんがいれば乗せてくれていました。

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音戸大橋のたもと、旧道沿いにあるのが『天仁庵』。130年間続く呉服屋を改装したカフェ&ギャラリーショップです。

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天仁庵の中にある『cafe Shunpu』では、地元食材を使ったランチが好評です。すべて手づくりで、ひとつひとつ丁寧に作られた料理は、少しずついろんな味が楽しめると人気です。

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デザートも地元食材を使用しています。この日は、島で採れたイチジクを使ったタルトと、スパークリングミントティー。それぞれの季節に採れる食材に合わせて、メニュー内容も変わります。

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海を眺めて、街並み散策の道中に、ひと休み。

「ここを歩いたらもっとおもしろいよ」。天仁庵では、そうした情報もきっと教えてもらえますよ。

 

天仁庵
住所/広島県呉市音戸町引地1丁目2-2
電話/0823-52-2228
営業時間/10:30〜18:00
定休日/木曜日
駐車場/あり
http://tenjinan.jp/
※ランチは数量限定ですので、ご予約をおすすめします。

瀬戸内Finderフォトライター Bridge(岡本礼教・容子)

 

▼記事提供元

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