【高校野球】広島の頂点掴んだ盈進 自慢の豪打を生んだ「作戦」と「練習」 吉弘リポート
2022.07.27
48年ぶりの甲子園出場を決めた盈進
2022年の広島の夏は、盈進高校が48年ぶりに甲子園への出場を決めた。今大会7試合中、6試合で2ケタ安打を記録。決勝戦でも自慢の打力を発揮し、福山勢としては1989年の近大福山以来、33年ぶりに聖地へ歩みを進めた。
盈進キャプテン 朝生弦大選手強打を生み出した要因はどこにあったのか。キャプテンの朝生弦大選手は、監督からある指示が出ていたことを教えてくれた。「投手のレベルが上がると自分の打てるところを待っていたらいつまでも打てない。半分エンドランぐらいの気持ちで打つように言われていました」。この指示は功を奏し、選手たちは会心の当たりだけではなく、詰まりながらでもランナーを進める打撃で、今大会好投を続けてきた尾道のエース・坂本典優投手から得点を重ねていった。
普段の打撃練習ではティー打撃はほとんど行わず、主にフリー打撃をするという盈進。フリー打撃の少ない球数で、いかにとらえたあたりを打つか。練習から集中力をもって取り組んでいるようだ。
甲子園ではどんなバッティングを見せてくれるのか。盈進の打撃陣から目が離せない。
吉弘 翔(広島ホームテレビアナウンサー)プロフィール:https://www.home-tv.co.jp/ana/yoshihiro/