カープ女子「うえむらちか」がマツダスタジアムの忘れ物を徹底調査
広島県安芸郡海田町出身で、作家やタレントとして活躍中のうえむらちかさん。年間50試合を観戦する生粋のカープ女子としても知られるうえむらさんが、ずっと気になっている事が「マツダスタジアムで一番多い忘れ物は何か」。そこで、広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、調査を敢行。うえむらさんの疑問を解決するために、マツダスタジアムに潜入します。
うえむらさんはマツダスタジアムに向かう途中、番組MCのロザン・宇治原史規さん顔負けのカープ豆知識を披露します。「カープロードといえば選手の看板が有名だが、CSや日本シリーズになると特殊な看板が出たりする」。過去には、<札幌ドームまで2,050,000m>と相手チームの本拠地までの距離をメートルで表記する遊び心も。さらに、マツダスタジアムのコンコースの幅は、広島の本通りと同じだという雑学も飛び出します。「スタジアムを造る時に、オーナーが多くの人が行き来する本通りと同じくらいの幅にしたい、と言われたのがきっかけ。球団職員が夜の人けのない時に本通りの道幅を測って、同じ幅にした」と、言う事です。
マツダスタジアムに到着すると、球場の忘れ物を管理する広島東洋カープ保安部・深見和矢さんの案内で、管理事務室へ。そこには忘れ物が保管してあり、受付カウンターで問い合わせに対応されるそうです。およそ3万人が来場するマツダスタジアムでは、忘れ物が1試合で70〜80件。保安部では3ヶ月保管し、持ち主が現れなかった場合は処分されます。
過去にあったレアな落とし物を聞くと、「風の強い日にカツラが届いた。お困りだろうと待っていたが3ヶ月過ぎてあえなく処分。また、ご位牌もお忘れだったが、こちらはお返しできたのでよかった」と、深見さんは振り返られました。
忘れ物ランキングの3位は『タオル』。応援グッズとしても人気のタオルは、特に暑い日は汗を拭くのに欠かせないアイテムです。2位は『帽子』。「マツダスタジアムはオープン球場。暑い日差しを防ぐのに着けて来られる」と深見さん。暑さ対策のグッズとして応援うちわや手持ち式扇風機も忘れがちのアイテムです。
そして1位は『水筒』。忘れ物の半分以上が水筒で、保管されているものでおよそ600本もあると言われます。持ち主にすぐ返す事ができるように、奥の倉庫ではなく受付近くで保管されています。「赤い水筒がいっぱい。一番いいのは水筒に特徴をつけること。マスキングテープを貼るだけでも、お問合せの際に特定できる」と深見さん。
最後に、深見さんより「最近はお客様が増えている。比例して落とし物、忘れ物が増えている。ないに越したことはないので、お帰りの際には、ぜひ一度身の回りを確認してお帰りいただきたい」とお願いがありました。特にカープが快勝して歓喜に沸いた日の忘れ物が多いそうなので、カープファンの皆さん!バンザイの後は、特に気をつけましょう。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 7月9日放送
ライター 湯谷葉子