「まず今年、日本一を獲る 」キックボクサー 川森悠人 選手|勝ちグセ。HERO調査隊
西日本の有力選手が集まるキックボクシングの祭典BEAST。2022年3月に開かれた大会で、男子アマチュア 60kg以下クラスの初代チャンピオンに輝いたのが、現在中学3年生の川森悠人選手です。
川森悠人選手川森選手―
Q.優勝した大会を振り返って
今までの試合の中では、一番やりたい動きができた試合でした。普段は相手のペースに合わせてしまい、自分のダメなところが全面的に出てしまう試合ばかりでしたが、3月の試合は、自分のやりたい距離で闘うことができたので、それはすごく良かったと思います。
チャンピオン 川森選手の武器はー。
川森選手―
空手をやっていたので、前蹴りなどの蹴り技がたくさん使えることが強みです。自分だけ当てて、相手には当てられず、一方的な展開が理想です。
大器の片鱗を見せる川森選手について、指導をする寺西コーチも期待を寄せています。
寺西コーチ―
やっぱり体格に恵まれているので、顔も小さく、手足も長いのでそれを活かした闘い方ができます。いろいろな選手の良い所を取り入れて、自分の中でかみ砕き、自分のスタイルを作るというのがいいと思います。さらにどんな選手にでも立ち向かっていく勇気があれば、もっと強くなると思います。
そんな川森選手の『勝ちグセ。』はー。
川森選手―
神社にお参りに行くことです。お守りも結構持っていて、それを首にかける紐があるので、試合にも持って行き、試合前のお祈りに使っています。
ひたむきに取り組む川森選手について、同じジムの有望株 先輩の龍之介選手からはこんな声が…
龍之介選手―
真面目ですね。あと笑顔がすごくかわいいですね(笑) 道を譲ってくれたり、男性にも優しいです。
思わずキュンとしてしまうエピソードについて川森選手は?
川森選手―
(道を譲ったことは)たまたまでした…(笑)
Q.女性でも男性でも意識しない?
女性なら意識します!(笑)
強さと優しさを兼ね揃えた、ファイター 川森悠人。若武者が思い描く、これからのシナリオとは?
川森選手―
まず今年、日本一を獲って、中学を卒業したら、1年間タイに行く予定です。そこでメンタル面と体を鍛えて、“K-1”で活躍していけたらなと思います。
◆川森悠人(かわもり・ゆうと) 2007年4月24日生まれ 広島県 広島市出身
キックボクシングの大会『BEAST』の男子アマチュア60kg以下クラスの初代チャンピオン
もともとは空手を習っていたが、K-1などの格闘技の試合を見る中で、キックボクシングに魅了され、競技を転向。
中学卒業後は、1年間タイで武者修行をする予定。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 7月16日放送
ライター:藏田 晃裕