【eスポーツ道】レジェンドゲームキャスター・OooDa先生が熱血授業!人気のVALORANTを紹介
ますます人気の高まりを見せるeスポーツ。その中でも「盛り上がりの立役者」として注目されているのが「ゲームキャスター」。ゲームを実況し、ファンと選手をひとつにするのがゲームキャスターの仕事だ。
そんなゲームキャスターのレジェンドが、なんと広島ホームテレビ『eスポーツ道』に登場!彼がレジェンドと呼ばれるまでの、波瀾万丈な道のりを語る。レジェンドがおすすめする話題のゲームも紹介!
登場したのは、OooDa(オーダ)さん。eスポーツファンなら誰もが知る、ゲームキャスターのレジェンドといえる存在だ。
2011年からゲームキャスターとしての活動を始めたOooDaさんは、現在では年間200本以上のeスポーツ大会やイベントに出演。実況するゲームのジャンルも多岐にわたる。軽快なトークでファンからはもちろん、選手からの信頼も厚い。
OooDaさんは20代で映画監督を目指して上京するも、挫折。引きこもり生活を送る。そのころアパートの隣人からの紹介で、ゲームを始めたそう。
そしてすっかりゲームファンになったOooDaさんだが、ゲームコミュニティーを盛り上げるために、無償でゲーム実況を開始。とはいえゲーム実況だけ食べていけるわけではなく、とび職や高層ビルの窓ガラス清掃などの仕事をしながら、ゲームキャスターとしての活動を続けていた。
また2011年ごろのeスポーツ業界は、今よりもずっと小さな業界。ゲームキャスターとしての仕事は実況だけではなく、プロデュースやディレクション、台本作成、機材の運搬・設営・撤収など、非常に多岐にわたっていた。早朝から深夜まで働き、休みも少なかったという。
やがてeスポーツ業界の人気の拡大とともに、ゲームキャスターとして大きく成長したOooDaさん。そんなOooDaさんがおすすめするゲームが『VALORANT(ヴァロラント)』だ。
VALORANTは2020年にPC向けのゲームとしてサービスを開始した、タクティカルシューティングゲームというジャンルのゲーム。世界で月間1,500万人以上がプレイしている、まさに世界を熱狂させているゲームだ。
OooDaさんも週に6日、VALORANTをプレイするという。そんなOooDaさんが語るVALORANTの魅力は「さまざまなキャラクターがそれぞれ特徴的な技を持っていること」。
OooDaさんおすすめのゲーム・VALORANTを、広島ホームテレビの八幡美咲アナウンサーが体験!
見た目がカッコいいという女性キャラクターを選んだ八幡アナ。VALORANTではマウスキーボードを使って操作する。慣れない操作で最初はとまどう八幡アナだったが、的を狙って銃を撃てるように。
しかし「的を撃つだけの操作でも、考えながらプレイするのは難しい」という八幡アナ。
これを見たOooDaさんは「サッカーでいえばゴールに向かってボールを蹴られるようになった段階」だそう。しかもVALORANTは、5対5のチーム戦で行われる。まだまだ練習が必要だとのこと。
偶然にもキャラクター固有の技が発動して驚く、八幡アナ。このシーンを見ていた中島尚樹は、VALORANTの魅力に気づいた。
中島は「VALORANTのおもしろさは、キャラクターそれぞれの個性を生かした役割分担をチームで行う点にある」と分析。これを聞いたOooDaさんは「それこそがVALORANTの本質」だという。
2022年4月にはVALORANTの世界大会で、日本のチーム「ZETA DIVISION」が第3位になるという歴史的快挙を達成。サッカーのワールドカップで3位になるほどの大きな出来事だそう。
大会当日はOooDaさんは日本語実況を担当。国内同時視聴者数は41万人を超えた。
日本ではパブリックビューイングも行われ、SNSのトレンドを埋め尽くすほどの盛り上がりだったという。
そしてOooDaさん自身が選ぶ、VALORANTの世界大会での名実況。それは初戦で完膚なきまでに叩きのめされた韓国チームと再戦し、勝利した瞬間だった。
日本のeスポーツ黎明期からゲームキャスターとして、業界を支え続けてきたOooDaさん。
「まだ新しいeスポーツ業界は、自分たちが最先端。後輩がどれだけ食べていけるのかは、我々にかかっている。我々が暇になったら、この業界は終わる。だから忙しいけど、忙しさを楽しみながら、業界の文化が育っているのを感じている。黎明期から携わっているからこそ、今とてもうれしい」と熱い思いを語った。
広島ホームテレビ『eスポーツ道』
2022年6月29日(水)放送深夜0時25分放送
ライター アサノ・ヨウスケ