【カープ道】まだまだこれから!ポジティブな鯉党がカープ前半戦をプレイバック

カープにとって今季も鬼門になった交流戦。モヤモヤが晴れないファンも多いはず。しかしセ・リーグの順位に目をやればAクラス(交流戦終了時点)。広島ホームテレビ『カープ道』では、レギュラーシーズン再開にあたって、かつての勢いを取り戻すべくポジティブな鯉党が集結。「超前半戦プレイバック」と題して交流戦までの戦いを振り返り、今季躍進のヒントを探る。 ※データはすべて6月9日収録日現在

ゲストはフリーアナウンサーの神田康秋さん、HIPPYさん、吉弘翔アナ。鯉党でお馴染みの面々がポジティブに愛するカープを語り尽くす。

フリーアナウンサーの神田康秋さん、HIPPYさん、吉弘翔アナ フリーアナウンサーの神田康秋さん、HIPPYさん、吉弘翔アナ

交流戦では負け越したものの、セ・リーグの対戦成績を見ると、阪神とDeNAの2チームに大きく勝ち越している、さらに神田さんは「DeNAは中日にめっちゃ強い。阪神は巨人に強く、カープのライバルをやっつけてくれる」と2チームにはカープに追い風となる共通点があることを指摘。そこでHIPPYさんは「何ならここから勝ち続けて7割くらいで優勝を」と超ボジティブ発言をし、神田さんから“ポジティブ鯉党入り確定”のお墨付きをもらう。

今季の逆転勝ちは実に11回。【帰ってきた「逆転のカープ」】だ。逆境を転じて勝利へと導くキーマンとして神田さんが挙げるのは「地元開幕戦でサヨナラヒットを放った西川龍馬選手。「また上本崇司選手を起用した佐々岡真司監督の采配も見事に当たった。12球ねばってのフォアボール。神がかりパート2」と大絶賛。吉弘アナは「フォアボールでガッツポーズが出るのがカープの戦いを象徴していた」と振り返る。

上本崇司選手 上本崇司選手

上本選手で印象的なのは、地元開幕戦でのお立ち台。ファンに向かって「下馬評では僕ら最下位だと言われてますけど、そんなん関係ねぇ。やっちゃろうや!」と叫んだ。それは「元々、佐々岡監督の言葉だった」と吉弘アナ。神田さんは「野手キャプテンの野間峻祥(たかよし)選手も開幕の時に“やっちゃりましょう”というコメントしていた。チームの合言葉になっていたんだな」と納得の表情を見せた。

お立ち台で「やっちゃろうや!」 お立ち台で「やっちゃろうや!」

HIPPYさんは、6月2日の日本ハムとの交流戦で今季初スタメンマスク。さらにプロ入り初の1試合3打点の活躍でお立ち台に上がった中村奨成選手に注目した。「最初の言葉は、控えめな“最高です”。はっちゃけたいところを、一選手として振るまった」と感心する。

中村奨成選手 中村奨成選手

この試合を観戦していたHIPPYさんは、BIGBOSS監督とのつながりを激白。「旧市民球場でボールボーイをやっていたころ三塁側にいて、阪神時代の新庄剛志選手によくいじられていた。(流れているのが)そのボールボーイだった僕が歌っている曲だと気づいてくれて再会。“いつか歌ってよ“って喜んで下さった」という。

お立ち台のエピソードとして吉弘アナが話すのは「カープに入って4年目の佐々木通訳がお立ち台デビュー。5月20日に満塁HRを放ったライアン・マクブルーム選手とお立ち台へ。緊張もしたし、声の反響にも慣れないし。菊池涼介選手に“町内放送かと思った”と言われたという」。

4年目の佐々木通訳がお立ち台デビュー 4年目の佐々木通訳がお立ち台デビュー

ニューフェースとして神田さんが注目するのが、ドラフト6位入団の末包(すえかね)昇大選手。「ルーキーが開幕スタメンとはすごいこと。この選手のおかげでチームも明るくなった」と話す。記憶に残るのが末包選手が母の日に放った待望のプロ第一号HR。ここで、カープ芸人のゴッホ向井ブルーさんが緊急参戦。「この日は末包選手の奥様の誕生日。HRボールがそのまま奥様への誕生日プレゼントになった」と、得意の若手選手ネタを披露した。

末包(すえかね)昇大選手 末包(すえかね)昇大選手

HIPPYさんは、ドラフト3位のケンティこと中村健人選手。「ずっと声を出して盛り立て盛り立て。ポジティブの鏡」と言うと、神田さんは「末包選手と中村選手はずっとライバル。山本浩二さんと衣笠祥雄さんみたいな関係で、黄金時代を築いてくれるのでは」と期待を寄せる。

中村健人選手 中村健人選手

上位浮上に欠かせないのは、5月に一軍合流してからヒットを量産する野間選手だと語る吉弘アナ。「本人は結果も欲しいが、打席ではしっかり自分のスイングをすると言い、不細工でもいいから、がむしゃらに勝ちに突き進むと話している」と力を込める。

野間峻祥選手 野間峻祥選手

HIPPYさんがカープに期待することは「球場が唸るシーンをもっと作ってほしい」。吉弘アナは「これだけの要素が詰まっているので、どんどん盛り上がってほしい」。最後に神田さんは「まだ優勝とは言ってはならない。我々ももっと盛り上げていこう」と締めくくった。

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 6月15日放送
ライター 湯谷葉子

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