期間限定「癒しの光の舞」と「身体が喜ぶ新鮮野菜の絶品イタリアン」を堪能(福山市)

広島県内のポツンと佇む飲食店をリサーチ! 今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、福山市駅家町服部地区、静かな里山にポツンとありました。畑のそばに建つオシャレなお店「Rigenerare(リジェネレラーレ)」。自家菜園で育つ新鮮野菜を見ながら食事ができる、去年3月にオープンした、地産地消のワインに合うイタリアンのお店です。

Rigenerare(リジェネレラーレ) Rigenerare(リジェネレラーレ)

切り盛りするのは、桐島さん親子。野菜作りは父・正充(まさみつ)さんが担当です。父が作った野菜を使い、息子・大陽(だいすけ)さんがワインに合うイタリアンを提供しています。父・正充さんは元々、有機栽培にこだわった自社農園を経営。そんな父親の背中を見て育った、息子・大陽さん。高校卒業後、大陽さんは東京で10年間、役者として舞台を中心に活躍していました。28歳になった頃、家族に不幸があり、「帰ってきてくれ」と言われ、父の弱った姿を初めて目の当たりにして、自分のこれからの人生を考え、地元に戻ることを決断したそうです。

桐島大陽さん(中)正充さん(右) 桐島大陽さん(中)正充さん(右)

そして「目の前の畑で獲れた新鮮な野菜を食べられたらいいな」、「農園の中にみんなが来て飲食もあって、色んなものがあったらいいな」と思い、実家であるこの場所に畑とレストランを始めました。でも、なぜ畑のど真ん中にお店があるんでしょうか? それは、店から畑が一望でき、育っている野菜を目の前で見ながら、その野菜の料理を食べて欲しいという思いからなんだとか。畑では年間50種類以上の野菜を栽培しています。

 

さらに店名にもなっている「リジェネレラーレ」とは、イタリア語で再生という意味で、過疎化が進む田舎が活性化し、再生してほしいという思いが込められているんそうです。

 

こちらで頂けるのが「螢シーズン期間限定ディナー」。食材は生産者の顔が見えるものを使っています。

螢シーズン期間限定ディナー 1人前3,500円 ※6月19日まで 螢シーズン期間限定ディナー 1人前3,500円 ※6月19日まで

まずは前菜盛り合わせ。「ビーツとじゃがいものサラダ」は、じゃがいものホクホク感とビーツの旨味、ハーブの香りが広がるとてもさわやかな味です。

ビーツとじゃがいものサラダ ビーツとじゃがいものサラダ

次は、福山のブランド豚「瀬戸のもち豚」を使った「瀬戸のもち豚のポルケッタ」。自家製のマスタードと一緒にいただきます。甘味のある脂身が口の中いっぱいに広がる至福の味です。

瀬戸のもち豚のポルケッタ 瀬戸のもち豚のポルケッタ

続いては、瀬戸のもち豚に安芸高田市の鶏肉。さらに自家製野菜をたっぷり使った「タジン鍋」。自家製の調味料とハーブ野菜をトッピングしていただきます。玉ねぎには味噌、自家製のシイタケには、自家製マスタードを。瀬戸のもち豚のベーコンには、自家製トマトソースと「ディル」というハーブをトッピング。組み合わせ次第で、お好みの味が楽しめます。

タジン鍋 タジン鍋

ドリンクメニューも豊富で、一番人気は「ジンジャーレモン」。ショウガは地元の農家さんが作ったものを使っています。実は、駅家町・服部地区は生姜作りが盛んな地域なんです。江戸時代の頃の鉱山の跡で、収穫後のショウガを貯蔵。これにより、一年中美味しいショウガを食べる事ができるんです。その味は、ぜひお店で確かめてみてください。

ジンジャーレモン ジンジャーレモン

 

そしてこの時期大人気なのが敷地内にある、1日1組限定、一棟貸しの「螢の宿」。蛍の里として有名な服部地区。この時期、無数の蛍が美しい光の舞を見せてくれます。

蛍の里として有名な服部地区 蛍の里として有名な服部地区

美しく舞う蛍を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。「螢ノ宿」ではヤギの餌やり体験もできるんですよ。

螢ノ宿 螢ノ宿

新鮮な自家製野菜を使った、美味しいイタリアンを食べて、優しい光を放つ蛍を見ながら、日頃のストレスから解放され、リフレッシュするのもいいですね。期間限定なので、気になる方はお早めに!

■ Rigenerare(リジェネレラーレ)
福山市駅家町服部本郷1266
電話:084-978-0236

蛍期間限定営業(ランチ営業なし)6月19日(日)まで
水曜日~日曜日 ※月曜日・火曜日は休み
アペロタイム:15:00 ~ 17:00
ディナ-タイム:17:00 ~ 22:00(L.O 21:00)

■蛍ノ宿
・通常 一泊2名 24,000円
・蛍シーズン(6月19日)まで
平日 26,000円
金土日祝・祝前日 32,000円

 

広島ホームテレビ『5up!』(2022年6月3日 放送)

 

ひろしまリード編集部

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