大自然の中に癒しの空間。 野鳥に会える古民家カフェ!(広島県世羅郡世羅町)
広島で“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ!今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、広島県世羅郡世羅町。
山と田んぼに囲まれた場所にポツンとありました。
自然を満喫でき、生き物の息づかいを感じることができる「Café Repos(カフェ ルポ)」。
Café Repos野鳥に会えるお店として、わざわざ遠方からくるお客さんもいるという「Café Repos」。
庭にある巣箱には、ヤマガラが住み着いていて、いま巣箱の中には6個の卵があり、親鳥があたためている最中なんだそうです。ひな鳥が生まれてくるのが楽しみですね。
そんなお店を切り盛りするのは、広島県福山市から移住してきた、西原くるみさん。
福山市生まれの西原さんが、世羅の大自然の中で暮らすことになったキッカケは、40代前半に、ストレスもあり体調を崩したこと。
その後、回復した西原さんは、せっかく元気になったんだから、ストレスのない環境で仕事がしたい。それなら田舎でカフェをしようと思い、祖父母の家があり、幼いころから馴染みがあった世羅に移住を決めたそうです。
西原くるみさんそこで、空き家バンクで見つけた築150年の古民家を、地域の人たちと力を合わせて、DIYで改装。
夢の舞台を整え、2015年に第二の人生がスタートしました。
「Cafe Repos」のルポは、フランス語で「休憩・休息」の意味があり、のんびり・ゆっくりがコンセプトのお店です。
店内には昔懐かしいものがあり、古き良きものはそのまま残し、懐かしと新しさが融合した、なんだかほっこりした気持ちになる空間です。縁側では、庭と山を見ながら食事ができます。
小屋は、ワンちゃんや農作業でドロドロになった後でも気軽に来てもらえるように改装。汚れを気にせず気軽に来ることができます。
のんびり、ゆっくりしながら、また、ご飯を食べながら野鳥が見れる場所として、とっても人気なこちらでいただけるのが、お店自慢の「一汁三菜ランチ」※料理は日によって変わります。
地元のものや自分たちが作った野菜をメニューの中に取り入れ、素朴だけど健康的なものがいただけます。
一汁三菜ランチ 880円 ※料理は日によって変わります。今が旬のタケノコを使った「タケノコとシイタケのチャプチェ」は、タケノコはシャキシャキ、シイタケは肉厚でしっとり。
お店の3軒隣のお宅の山からいただいたタケノコです。ご飯にとっても合う、優しい味なんですよ。
そして「梅干しと塩こんぶのポテトサラダ」は、自分たちが作った梅干しに、アクセントで塩こんぶが入っていて梅干しの酸味と塩こんぶの塩味ががポテトの甘さを引き立てています。
この季節にぴったりのポテトサラダです。
「タケノコとシイタケのチャプチェ」「梅干しと塩こんぶのポテトサラダ」
メインディッシュは春巻き。その中身はエビとベーコンと大葉。
一口食べた瞬間に、大葉の香りがフワッとやってきて、ぷりぷりのエビの食感とベーコンの旨味が、見事なハーモニーを奏でてくれます。
もちろんお米は地元産。7分つきで栄養価を残すようにしているそうです。
「エビとベーコンと大葉の春巻き」季節ごとに楽しめる世羅の美しい花々に合わせて4、5月のチューリップの時期は、老若男女。8月のひまわりの時期は、若い人。9、10月のダリアの時期は、年配の人。と言うように、季節ごとに世羅を訪れる年代に合わせた料理を出しているそうです。
また、自分もそして訪れてくれるお客さんも、ストレスを感じずのんびりゆっくり過ごしてほしい。
その思いから西原さんは、定期的に料理教室やワークショップを開催しています。
咲き誇る花々と、世羅の大自然が訪れる人たちの心と体を癒してくれ、庭にやってくる野鳥を見ながら、体に優しい食事をいただく。
たまには自分の心と体を癒しに、お出かけしてみてはいかがですか。きっと素敵な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。
【お店情報】
■ Cafe Repos(カフェ・ルポ)
住所:広島県世羅郡世羅町徳市1182-2
電話:0847-29-0568
営業時間:午前11時~午後5時 ランチタイム(午前11時~午後2時)
定休日:水曜日・木曜日(祝日は営業)
2022年ゴールデンウイークは休まず営業
4/29(金・祝)~5/10(火)※テイクアウトなし
広島ホームテレビ『5up!』(2022年4月22日放送)