【カープ】気迫のピッチングでローテーションを守り続ける 九里亜蓮投手

九里亜蓮投手

 

「“最後までここに”という気持ちを常に持ってマウンドに立っている。これからも変わらず、1イニングでも多くマウンドに立てるように、チームを勝ちに導けるようなピッチングができるようにがんばりたい」
力強く語るのは、貫禄を増す7年目の右腕・九里 亜蓮(あれん)投手。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、プロ7年目を迎えた九里投手をフカボリ。自覚と責任感を胸に新たなステージに向かう姿を追った。
※以下データはすべて10月10日O.A.時現在

 

同期入団の大瀬良 大地投手やK.ジョンソン投手の左右2枚看板が不在の中、9月28日のDeNA戦で自身2度目の完封勝利を飾るなど、ハイレベルなパフォーマンスで先発陣を牽引する九里投手。
開幕からここまで一度もローテーションを外れていないのは、九里投手と遠藤 淳志投手のみ。
チーム3位の5勝と結果を出し続け、プロ7年目で初のシーズン完走も視界に入ってきた。

10月6日の阪神戦でも7回1失点と、2試合連続で快投を演じた九里投手。投げ終わりに坂倉 将吾捕手とベンチで話し込む姿が見られた。
「試合の中で自分の投げているボールの状態だったり、フォークやツーシームの落ち幅だったり、ストレートの強さだったり。そういう話をしながら“次はどういう風にしていこうか”という話しながら、なるべくコミュニケーションをとっている。何かしら坂倉にとっても良い方法であったり、“こういう配球もあるよ”という勉強になればいいと思う」と話す。

 

現在の先発陣では野村 祐輔投手に次ぐ年長者。若手を引っ張る立場として自覚と責任感は自分自身だけではなく、チームの成長にもつながっている。

 

また、勝利数や防御率など主要な部門はルーキーの森下 暢仁投手がトップの数字をマークする中、九里投手がチームトップの成績を誇るのが『得点圏被打率』。
スコアリングポジションにランナーを背負ったケースの被打率は、チーム唯一1割台の.189。
ピンチで打たれない事が好結果に結びついている。

 

「悪い時は変に1点取られて自分で自分を苦しめてしまうような投球が多かった。今年は同じような失敗をなるべくしないようにと思っている。」

先発陣を牽引する新たな役割を担い、頼もしさを増した7年目のシーズン。タフネス右腕はチームの勝利のために、全身全霊で腕を振り続ける。

 

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 10月10日放送
ライター 湯谷葉子

LINE はてブ Pocket