【カープ道】 あれこれ注目ポイント満載!カープ担当記者大集合〜今季を占う後半戦〜
待ちに待ったペナントレース開幕。4年ぶりのリーグ制覇。さらに悲願の日本一へ向けて熱い戦いが続くカープ。今回の広島ホームテレビ『カープ道』は、カープ担当記者が集結して今季を占う後半戦。忖度なしの順位予想から独自に入手したマル秘情報まで披露する。
左から「朝日新聞 辻健司記者」「広島アスリートマガジン 真田一平編集長」「サンケイスポーツ 柏村翔記者」同番組ではお馴染みの「朝日新聞」辻健司記者、「広島アスリートマガジン」真田一平編集長、「サンケイスポーツ」柏村翔記者が登板。まずは活躍が期待されるニューヒーロー候補を挙げてもらう。
柏村記者が選んだのは、ドラフト3位の中村健人選手。「トヨタ自動車時代も4番を打ち、走攻守そろった外野手の実戦派。さらにキレイで通る声にも注目。試合中も“いいぞ!がんばれ!”と常に声を出してチームを盛り上げる。辻記者は「それを見た河田雄祐ヘッドコーチが“お前、声を出す前にバッターちゃんと見んかい”と言われたほど」と追い情報を。
中村健人選手その辻記者は、去年中継ぎとして自己最多の51試合に登板した4年目の島内颯太郎投手を挙げる。「カープ投手陣の今の弱点は絶対的守護神の栗林良吏投手への繋ぎ」と言い、気持ちの良い速球を投げる島内投手に期待する。
島内颯太郎投手同じ右腕でも真田編集長が選ぶのは、高卒2年目の小林樹斗投手。10代として先発ローテーションに入ってくるとチームもより活性化し強くなるのではないかと考える。
小林樹斗投手柏村記者は佐々岡真司監督に関するほのぼのエピソードも披露。「佐々岡監督は数字で験を担ぐタイプ。大瀬良大地投手が背番号14ということもあり、2月14日の14時14分に開幕投手をLINEで告げるはずだった」という。「しかしそれを送り忘れたので、慌てて大瀬良投手を部屋に呼んで“本当はこういうLINEを送ろうと思っていた”と前置きして、目の前でそのメッセージを送信。頼むぞと伝えた」と明かす。柏村記者は「佐々岡監督から信頼を得る大瀬良投手が1年間フル回転しなければペナント奪還はない」とも。
開幕投手秘話果たしてカープは優勝できるのか? 2022年セ・リーグ順位予想を聞いてみよう。柏村記者は、阪神を1位とし、僅差でカープが2位。そしてカープが日本一だと付け加える。
柏村記者予想矢野燿大監督が最終年となるチームが結束していると見る柏村記者に対して、真田編集長は「キャンプ前の矢野監督の退任表明が良い方向に出る可能性ばかりではない」とし、阪神は5位に。若い力とベテランが融合すれば2016年のように優勝できると、カープを1位とした。
真田編集長予想辻記者も1位は阪神。「戦力的に考えたら上位に行くのは間違いないし、矢野監督の早い退任表明がうまく行くかどうかを見守りたい」。カープは3位と予想する。
辻記者予想今季カープの注目ポイントとして、真田編集長は「走攻守三拍子そろった宇草孔基選手が一番、または上位打線で活躍すればチームも安定するのでは。さらに森下暢仁投手に石原貴規捕手、そして宇草選手がセンターを守れば、同学年のセンターラインが築ける」。
辻記者は「追っかけ取材を続けている玉村昇悟投手の太腿がどれだけ太くなるかに注目する」という。
玉村昇悟投手の太腿がどれだけ太くなるかに注目昨シーズン、、前田健太投手以来となる高卒で100イニング登板を達成した玉村投手。去年のシーズンオフに新人王の表彰式のためにスーツを新調した栗林投手に勧められ、成人式用に同じテーラーでスーツを仕立てたという。「このオフにソフトバンクの和田毅投手と自主トレ。体を大きくするトレーニングをしていた。スーツを着てみたかと聞くと、ちょっとズボンが入らないかもと答えた」と明かし、トレーニングの成果も気になるところ。
最後に柏村記者が注目するのが、「選手ではなく、鈴木宏基審判員。「カープのキャンプ中に耳にした鈴木審判員のストライクの声が“ゼット”に聞こえた。2〜3年前の試合をチェックしたら、ちゃんとストライクに聞こえたのだが、進化してゼットになったのか」と不思議そうな表情。今季は審判員の声にも注目する必要がありそうだ。
鈴木宏基審判員
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 3月30日放送
ライター 湯谷葉子