【カープ】今シーズン攻守で輝く小園海斗選手 プロ4年目の覚悟を聞く

「プレッシャーしかないが、そこを力に変えていけるように」と話すのは、初の開幕スタメンを勝ち取った小園海斗選手。広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』は、プロ4年目の小園選手をフカボリ。シーズンオフから順調な調整を続けてきた小園選手に、今シーズンにかける思いを聞いた。

※データはすべて3月26日O.A.時現在 ※以下、敬称略

小園海斗選手 小園海斗選手

華々しいデビューを飾ったプロ1年目。しかし2年目は不振から出場はわずか3試合にとどまった。3年目の昨シーズンは再び輝きを取り戻したとはいえ、継続して活躍することについて難しさを感じていたという。

そして4年目の今年。オープン戦では全16試合にスタメン出場し、打率は.317。持ち味でもある積極的にファーストストライクを打ちにいくスタイルはそのままに、堂々の成績を残した。「積極的に打つためにはムダを省く。飛ばしてやろうとか、ヒットを打ってやろうと思うと体が開いたり、流れたりする。無ではないが、しっかり狙い球を絞りつつ、自分の良い形で打てれば良い」と話す。

小園海斗選手 4年目の今年 オープン戦では全16試合にスタメン出場し、堂々の成績を残す

守備については、小窪哲也・内野守備走塁コーチと、二遊間のコンビを組む菊池涼介の指導のもと、キャンプからさまざまな事を吸収。実践の中でも少しずつ成長を感じる部分が増しているという。「送球に関しては良くなっているが、まだブレもある。トスやゲッツーといった送球の問題点が残っているので、シーズン中だが潰していけるようにしたい」と課題を語る。

小園海斗選手 守備については送球に課題も

3月25日、自身初の開幕スタメンを飾った小園。華麗な好守備に、打撃ではタイムリー2ベースと存在感を示した。しかし、開幕を前に抱いた思いは「正直怖い。本当に。どうなるのかなということもある。その中でも成長している部分もあるので、そこは変えずにやっていけたらいいと思うし、どんな状況でもやらないといけない」と話し、決意を新たにした。

シーズンオフから言い続けた目標は「フルイニング出場」。その思いは開幕を迎えた今、より強いものになっている。「それがレギュラーの証だと思うので、目指してやっていきたい。まだまだ甘いところがあるので、試合をしていく中で成長できるように。今シーズンはショートとして最初から出て、最後までフルイニングで出られるように。最後はいい形でチームが笑って終われるようにやっていけたらなと思う」。

小園海斗選手 今シーズンの目標は「フルイニング出場」

まだ発展途上の21歳。それでも近い将来、チームを牽引するような無限の可能性を感じさせる小園選手だ。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 3月26日放送
ライター 湯谷葉子

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