無観客でも連日アシカショー コロナ禍の宮島水族館【地球派宣言】
2022.02.24
「無観客でも連日アシカショー 宮島水族館はコロナ休館中でもお休みはありません」
休館中の館内で泳ぎ回っているのは、宮島水族館に仲間入りした2頭のミナミアメリカオットセイ。
エサをもった飼育員が近づくと、口をあけておいしそうに食べています。
ミナミアメリカオットセイ宮島水族館では、380種類、1万5千点以上が展示され、ペンギンなどの生き物も多数飼育しています。
水族館で新たな生き物を飼い始めるのは、実に10年ぶりなんだそうです。
宮島水族館元気よく始まったアシカショー。でも、客席は無人です。
アシカたちはボールを鼻に乗せたり、水中から勢いよくジャンプしたりと、いつもと変わらない愛くるしい姿をみせています。
アシカショーの練習しかし、こんなアクシデントも。
練習中にもかかわらず、飼育員のいうことを全く聞いてくれません。
飼育員の安藤宗一朗さんが「ヨネ、わかる。緊張しているのはわかる、私も一緒です」とヨネちゃんに呼びかけます。
練習をせずに水の中に潜ってしまうヨネちゃんすると、祈りが通じたのでしょうか。最後はなんとかポーズを決めたヨネちゃん。
ポーズを決めるヨネちゃん飼育員の安藤さんは「生き物なので毎日安定してショーをするのは難しい。僕たちが見抜いてアシカたちの体調を日々観察していかないといけないときょうの練習で改めて思いました」と話します。
アシカショーの練習でも休館中なのにショーの練習をするのはなぜ?
安藤さんによると「アシカたちも毎日ショーの流れでやらないとお客さんの前での本番で怠けてしまったり、いいパフォーマンスができなくなってしまうから」とのこと。
飼育員の安藤さん宮島水族館は予定通り、2月21日から営業が再開されました。
10年ぶりのニューフェース、ミナミアメリカオットセイの一般公開も始まり、名前の募集も行われています。
水族館はお休みでも飼育スタッフや生き物たちにお休みはないようです。
ミナミアメリカオットセイ