因島でしか採れないオリジナル野菜「しまなみリーフ」とクリスマスにぴったりなフィンランドグルメ!(尾道市因島)
“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ! 今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、尾道市・因島大橋のすぐそば、因島アメニティ公園の中にポツンとある、今年7月にオープンしたばかりの「渚の交番 SEA BRIDGE」です。サンタさんも喜ぶ、クリスマスにぴったりのグルメに因島でしか生産されていない冬季限定の謎の食材を使ったメニューもありました!
渚の交番 SEA BRIDGE船をイメージした外観に、甲板をイメージしたデッキ、オシャレな店内には水面をイメージした球状の照明が。さらには、波を表現した床に、船首をイメージしたカウンターが皆さんを迎えてくれます。
SEA BRIDGE 店内そこを切り盛りするのは、東京から移住した石井みなみさん。移住前は広告代理店に勤務。コロナ禍でリモートワークになり、そのタイミングで移住を検討、移住センターに足を運んだ際、面白く魅力のある人に出会った事がきっかけでした。
東京から移住した石井みなみさん(左)そのきっかけとなった人は、廃園になった保育園を利用し、広島県の移住関係のサポート会社の事務所を構えている酒井裕二さんです。因島出身の酒井さんも、一度島を出て働いていましたが、因島へUターン。島を盛り上げるために様々な活動を行っています。その一つが、「渚の交番SEA BRIDGE」。そんな酒井さんと石井さんが、因島を盛り上げるため意気投合! 楽しく働けるのは因島かなと思い、移住を決めたんそうです。
プラス代表 酒井裕二さん(中央)
ところで「渚の交番SEA BRIDGE」は?交番?それともお店でしょうか? 実は、日本財団が支援している、安心、安全、きれいで楽しい海を創る「渚の交番プロジェクト」で、日本で9番目、広島初の渚の交番なんです。海に接する機会を増やし地域活性化を目指す「渚の交番SEA BRIDGE」では、造船業を中心に栄えてきた因島の文化を子どもたちが感じ、海に親しみを持ってもらえるような絵本がたくさん置いてあります。窓辺の席に座るときれいな海が一望でき、ゆったりとした島時間を過ごすことができます。
海が一望できる窓辺の席そしてこちらでは、因島でしか生産されていない冬季限定の食材・あざみ菜と高菜を交配させた因島オリジナル野菜「しまなみリーフ」を使った料理がいただけます。「しまなみリーフ」はピリッとしたさわやかな辛みとシャキシャキ感、鮮やかな緑色が特徴です。
因島オリジナル野菜「しまなみリーフ」続いて「SEA BRIDGE」で頂けるランチをご紹介します。それは、世界を旅した気分になれる「世界の旅プレート」です。毎月テーマとなる国が変わり、2種類から選べます。今月はクリスマスの本場、フィンランド料理。一つ目は、ジャガイモとツナを使ったグラタンの「キャセロール」。こんがりと焼けたパン粉のザクザク食感とアツアツのツナとジャガイモが美味しいハーモニーを奏でます。
キャセロール(ツナ&ポテトのカリカリグラタン)1300円
二つ目は、フィンランドの伝統的な家庭料理。ミートボールをクリームソースで煮込んだ「ショットブラー」。甘いジャムをつけていただきます。あなたはどちらがお好みでしょうか?
ショットブラー(ミートボールのホワイトソース煮)1300円
続いては、因島でしか生産されていない冬季限定の食材「しまなみリーフ」を、軽く炒めてカレー風味にしたものを挟んだホットドッグ。生で食べるよりも辛みが抑えられ、中国野菜のような食感です。こちらはまだ試作段階ですが、来年1月後半販売予定だそうです。この他、カフェメニューでは、ドイツ発祥のクリスマスの伝統的なお菓子「シュトーレン」もいただけます。
ホットドッグ(試作品) シュトーレン500円
今後は、新しいメニューも提供して皆さんに楽しんでもらいたい、
そしてより遠くの方にも来てほしいそうです。
海を感じにドライブがてらお出かけになってみてはいかがですか。
■ 渚の交番SEA BRIDGE
尾道市因島大浜町87-1
電話 0845-24-1212
定休日:水曜日
営業時間:午前10時~ 午後5時
年内営業 12月26日(日)まで
年明け1月6日(木)から
広島ホームテレビ『5up!』(2021年12月20日放送)