湯﨑英彦広島県知事が生出演!今年の県内ニュースを振り返る
今年最後の放送となった広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』。広島県知事の湯﨑英彦さんをスタジオに招き、広島の2021年ニュースを総括した。
広島県 湯﨑英彦知事
今年の広島県を漢字で表すならば『新』と答えた湯﨑知事。「まずはカープの栗林良吏投手が『新』人王に輝いたこと。昨年の森下暢仁投手に続いて2年連続の新人王も喜ばしい。また広島出身、陸上の山縣亮太選手が男子100mで9秒95の日本『新』記録をマークしたこと。広島にとってはうれしい記録。広島出身の岸田文雄『新』内閣総理大臣も誕生した」と解説した。
さらに、「黒い雨」訴訟で住民の勝訴が確定し、『新』制度がスタートすることへの期待。そして1年間振り回された『新』型コロナウイルスについて言及した。「毎回感染の波が来るたびに、より高い波となってやってきた。県としては、なるべく早い対策を打ちたいのだが」と、感染コントロールが思い通りにはいかないもどかしさも明かした。
県内の新型コロナ新規感染者数を見ると、12月1日から番組放送日前日まで、17日間感染ゼロが続いている。「今は皆様のご協力のおかげで少し落ち着いている。自動車の渋滞も見られ、人出も増加。しかし夜の飲食店を見ると、3割減、4割減という店が多いので、これから年末年始もあるし、しっかり感染対策した上で仲間との食事を楽しんでいただきたい」と、引き続きの感染対策を呼びかける。
広島県独自の観光キャンペーン『やっぱ広島じゃ割』県は独自の観光キャンペーン『やっぱ広島じゃ割』を実施。広島県民の旅行で宿泊料金やツアー料金が最大半額に。そして最大2千円の地域クーポンが付く観光支援キャンペーンだ。湯﨑知事は「感染がかなり落ち着いた10月15日から販売開始。今は県民の皆様が対象だが、一部・島根県、鳥取県と始まって、後は中国全県と愛媛県と対象が拡大する。こういう形で今、それなりにホテルや旅館、観光地にお客様が戻っていただきつつあるのかなと思う」と話す。
医療従事者のワクチン3回目接種“ブースター接種”
今月より医療従事者のワクチン3回目接種“ブースター接種”も始まった。「医療従事者の方は順調に進んでいる。県内の1回目、2回目の接種率は75%を超えたところ。できれば80%までもっていきたい。並行して1回目も打ってない方はぜひ検討していただきたい。75%と80%では感染のスピードが変わってくる。行動制限をしないで済むには、できる限り高く。最低限80%にはいきたい。中でも70代は90%以上だが、20代・30代の若い人たちの接種率が少ない」と進捗状況を報告した。
広島空港のアクセスについて
視聴者からの質問にも耳を傾けた湯﨑知事。福岡や札幌などの同規模の空港より劣っているといわれる広島空港のアクセスについては「今建設中の高速5号線が完成すれば、5〜6分の時間短縮が可能。道路も雪に弱かったりするので、いろんなルートを作って渋滞に強くしするなどして改善していきたい。民営化された新しい空港会社とも連携して、たとえば広島市ならばリムジンバスがあるが、他の地域ではデマンド型のバスとか、乗合タクシー、MaaS(マース)のようなものとか導入しながら、より便利にしていきたい」と答える。
また、オシャレのポイントを聞かれ「見た目に対してはよくご意見をいただくので、ネクタイの長さはベルトのまん中あたりに。スーツでも何にしても基本的なものを。基本型を心がける」と話した。
最後に湯﨑知事は、「コロナで今年もとても苦しんだので、それを落ち着かせてなんとか日常に戻っていく。そういう1年にしたい」と2022年への想いを語った。
「コロナで今年もとても苦しんだので、それを落ち着かせてなんとか日常に戻っていく。そういう1年にしたい」広島ホームテレビ
『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 12月18日放送
ライター 湯谷葉子