カープ森下暢仁投手が2021シーズン総括 ロザンが生放送で意外な素顔をフカボリ
今回の広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』は、カープの森下暢仁投手がスタジオ生出演。今季の活躍と意外な素顔をフカボリする。
※データはすべて12月11日O.A.時現在
番組冒頭から登場した森下投手。爽やかに決めた挨拶でスタジオの雰囲気が一新。番組MCのロザン・宇治原史規さんと菅広文さんも「いつもの自分たちよりカメラのアップが多い」と嫉妬するほどのイケメンぶりを発揮した。
森下暢仁投手
2019年、即戦力として明治大学からドラフト1位でカープに入団。18試合に登板し、2桁勝利をマーク。防御率1.91の成績でセ・リーグ新人王を獲得。さらなる活躍が期待された2021年。二度目の先発となった4月6日のヤクルト戦。119球の力投で今季セ・リーグ初完封一番乗り。その後も安定したピッチングで前半戦6勝をあげ、侍ジャパンとしてのぞんだオリンピックでは決勝戦の先発投手。5回3安打無失点の好投で金メダル獲得に大きく貢献した。
2021シーズンも安定したピッチングを続けた森下投手しかしシーズン後半に入ると自己ワーストの6失点。8試合続けて勝ち星から遠ざかるなど苦しい時期が続いた。それでも最終的に8勝7敗。リーグ4位となる防御率2.98の成績でシーズンを終えた。森下投手は「1年目は何もわからず、ただがむしゃらにやっていた。2年目はいろんなことを考えながら試合に入り、気持ちの整理がちゃんとできてなかったことも多かった」と振り返る。2年目のジンクスについて「自分では意識せず、もうなるようにしかならないという気持ちだった。もっともっと自分をしっかり分析していれば・・・」と心残りも口にした。
2021シーズンを振り返る森下投手
そんな中でも森下投手が試合を作っていることはQS(クオリティ・スタート=6回以上投げ自責点3以下でおさえた時に記録)のデータに表れている。達成率は大瀬良大地投手に続いてリーグ2位の79.2%。「できるだけ長いイニングを投げるよう心がけており、それに勝手にQSが付いてくるというイメージで意識している」と明かす。
開幕投手への思いを聞かれると「(大瀬良)大地さん、(九里)亜蓮さんがいるが、そこで争っていかないと自分もダメだと思っている。しっかりとそういう投手になっていけるように準備しておきたい。入団してから優勝争いもできていないので、そのためにはみんなで力を合わせないといけない部分がある。そこに自分も加わっていけるようにしたい」と力を込める。この頼もしい答えには隣に座るロザン・菅さんも「すばらしい」と拍手を送った。
森下投手について、宇草孔基選手は「かわいい顔をしてるけど特にマウンドでの気持ちが強い」。林晃汰選手にいたっては「いつもはめちゃくちゃ優しくて寮でもよくしてもらっているのに、(試合では)守ってて怖い。顔がガチ。エラーした時、本当にやばい」と小声になるほど。柔らかい顔立ちとグラウンドでの集中した厳しい表情とのギャップがまたチームメイトもファンをも魅了するようだ。
マウンドでは厳しい表情を見せる事も…今季の喜び、悔しさ、すべての経験を糧に突入する3年目の来季。「優勝争いをしてチームが日本一になることが一番うれしいので、自分ができることをしっかりとやって、このチームに一勝でも多く貢献できたらいいなと思う」と意気込みを語った森下投手。
森下投手2022年の目標最後に視聴者から質問された「リフレッシュ方法」については、「お風呂につかったり、ゴロゴロしたり」と。ロザン・菅さんから聞かれた「好きな食べもの」は、「パスタ」と答えてスタジオを後にした。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 12月11日放送
ライター 湯谷葉子