【鯉党でも正答率〇%!?】次のうち、カープ帽はどれでしょう?|野球帽から紐解く鯉の歴史
突然ですが、問題です。
下の写真の中で、カープの選手が実際に試合で被ったことがある野球帽はどれでしょうか?
「カープ帽はどれでしょう?」お気づきの鯉党の方もいらっしゃるかもしれませんが、これ全てカープ帽なんです!
今のデザインとはかけ離れた色合いやマーク…!
カープの事を詳しく知らない私でも、カープの帽子は「C」の文字に「赤」というイメージを持っていましたが、こんなに様々な種類がこれまで採用されてきたんですね。
なぜ、カープ帽は様々な変遷を経て、赤色になったのでしょう。
そしてなぜ、Hiroshimaの「H」ではなくCarpの「C」をマークとしているのでしょうか?
カープの帽子は「C」の文字に「赤」というイメージそんな謎を今回の『カープ道』で深く掘り下げて下さったのはプロ野球意匠学研究家の綱島理友さん。
日本でここまで野球帽を調べ上げているのは綱島さんが唯一の存在だとか!?
綱島さんは、プロ野球全球団のデザイン変遷はもちろん、メジャーも含めた野球帽の歴史を網羅した「野球帽大図鑑」の著者であり、今回の番組でも同書を教科書として使用させていただきました。
「野球帽から紐解く鯉の歴史」著・プロ野球意匠学研究家の綱島理友さん「野球帽大図鑑」にはもちろん、歴代カープの解説も詳しく掲載されています。
カープ帽は、CとHが組み合わさったデザインから、Cだけのマークに変更し、次はH。そしてCに戻り・・・なんと、変更した回数は約15回にものぼるそうです。
こうした変更や、採用されるデザインには、「カープの歴史と時代の変化が影響している」と綱島さんは教えてくださいました。
カープ帽が変更した回数は、なんと約15回例えば、カープ創設1年目。当時のチームはBクラスが続き、資金難に陥っていました。プロ野球チームを続けるもの大変という状況の中で、打開策として地元企業にスポンサーを募ります。
そうして獲得したスポンサーのロゴに合わせて、ユニホームや帽子のデザインを一新しました。球団の財政状況によって、デザイン変更を余儀なくされたケースも存在するんですね。
さらに、私が最も印象に残ったマークがHをCで挟んだ形だったのですが、これはなんと他球団とマーク被りをしてしまい、NG。そんな悪循環が続き断念せざるを得ない状況も多くあったそうです。
「野球帽から紐解く鯉の歴史」そんな紆余曲折を乗り越え、現在の形へとどのように行き着いたのか。
どのように、今のカープ帽のイメージを定着させたのか。9月2日放送のカープ道で、綱島先生にたっぷりと語っていただきます!
広島ホームテレビ
『カープ道』(水曜深夜0時15分~)9月2日(水)放送
https://www.home-tv.co.jp/carpdo/
ライター 安平 愛