今年オープンで即人気ラーメン店に 激旨お肉のパワーみなぎる麺屋特集
今年オープンして、早くも人気店になった2つの麺屋をご紹介。もともとは違う分野の専門店だった2店が、なぜ麺屋を始めたのか、なぜ人気になったのか、その秘密に迫ります。
笑う門には福喜多るまずやって来たのは、つけそば専門店「笑う門には福喜多る(きたる)」。
創業92年の升萬食品(ますまんしょくひん)と開発したという、3種類の麺が自慢のお店です。
3種類の麺は食べ比べもできますお店イチオシのメニューは、3種類の麺と、「吊るし焼きチャーシュー」が付いた「花盛チャーシュー」。
三そば 花盛チャーシュー(1,452円)つけダレは、魚介とんこつ系スープ。
濃厚で上品な味のこのスープ、お店の職人さんが、つけ麵のために開発したものなんです。
麺は極太麺・麦麵・平麺の3種類。噛めば噛むほど、麺の味や香りが広がります。
また、トッピングの吊るし焼きチャーシューが絶品と評判。
昔ながらの「吊るし焼き」という製法で作られており、余分な脂を落としつつも
うま味をしっかり凝縮させたチャーシューを楽しむことができます。
実は、このチャーシューの作り方ノウハウが、つけそば専門店誕生のきっかけの1つになったんだそう。
「元々は、煮込みと炉端焼きの居酒屋『喜多よし』をやっていて。コロナ禍で夜の営業が難しい時期があって、この苦境の中で何かできないかと考えていたときに、升萬食品さんとご縁があり、お互いに知恵を出し合ってできたのが、あのつけ麵なんです。」
一杯食べるごとに笑顔があふれるように、という思いで作っているそうで、その思いが店名にも表れています。
そんな「笑う門には福喜多る」の新作メニューがこちら。
「黒ごま柚子つけそば」は、36時間かけて作った、とんこつ鶏がらスープに黒ごまペーストを合わせ、さらにその上に白ごまをのせた”ごまづくし”な一品。
濃厚なごまの味にうま味、コクが負けていない食べ応えのあるつけそば。
ゆずの風味がほのかに広がり、秋・冬らしさも感じることができます。
食べたら本当に”福来る”かも。渾身のつけ麵を味わってみてください。
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笑う門には福喜多る
広島市中区紙屋町2丁目2-18 2F
Tel:082-546-6666
営業時間 11:00~15:00
定休日 不定休
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牛タンラーメン 衝青天
続いてやってきたのは、今年8月にオープンしたばかりのラーメン店「衝青天(せいてんをつけ)」。
牛タンをメインにしたラーメンが話題を呼んでいます。
お店いちおしのラーメンはこの「牛タン濃厚塩ラーメン」。
濃厚なスープに、柔らかくも独特のごりごりっとした食感が残る牛タンを入れた、食べ応え抜群の一品です。
しかし、なぜラーメンに牛タンを?
「もともと牛タンのしゃぶしゃぶ専門店『タンしゃぶ亭』をやっているんですが、ラーメンが大好きで。牛タンには自信があったので、より気軽に、お昼でも牛タンを食べてもらえるようにと思って、ラーメンを始めました。」
こだわりの牛タンは、なんとホットプレートで焼いているんだそう。
こだわりの牛タンはホットプレートで焼く火をじっくり入れ、最後にバーナーで炙り、香ばしさを出しています。
また、絶妙な火加減で柔らかさを損なわないようにしているんです。
この牛タン濃厚塩ラーメン、そのまま食べても良いのですが、ご飯にスープをかけて食べるのも絶品なんです。
さらに、”追い牛タン”ということで、牛タンを追加できるのもうれしいポイント。
「コロナ禍を衝き抜け、力強く前進していくようなお店にしたい。」
店主のそんな思いを感じるラーメンを食べて、パワーアップしてみてはいかがでしょうか。
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牛タンラーメン 衝青天
広島市中区流川町8-4 MINXビル1F
営業時間
11:00~14:30
17:00~26:00
定休日 月曜日、日曜日の夜
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広島ホームテレビ『5up!』(2021年11月29日放送)
ライター:神原知里