【広島雑学】縮景園から流れ出る川が存在した!池に浮かぶ13の動物!
広島に住んでいる人も、知っているようで知らない、「へぇ~」と思わず言いたくなる広島の雑学。
今回やってきたのは、広島市中区にある縮景園。
副園長の小別所智昭さんに縮景園にまつわる「へぇ~」なことをお伺いました。
縮景園は、歴史上最古と呼ばれる大名庭園で、1620年に広島初代藩主 浅野長晟(あさの ながあきら)が別邸の庭として造りました。
なんと造園されてから、実に400年以上も経っているんですね。
当時、一般の人はこの庭園に入ることができなかったそうです。
その後、五代藩主 浅野吉長(あさの よしなが)の時代に、年に一度だけ一般開放がされるようになりました。
園内を歩いていくと・・・見えてきたのは川。
さてここで問題です。
|縮景園の中には川があります。その川の名前は、いったい何でしょう。
ヒント:広島で有名な場所と同じ名前です。
こたえ:「流川」
現在の「流川通り」まで、実際に川が存在していましたが、大正2年に歓楽街となりました。
水は、現在の京橋川からひいていました。
ちなみに、縮景園が京橋川沿いにあるのは、敵が攻めてきたとき、「堀」の代わりにして、陣地を守るためだったんです。
また、園内敷かれた玉砂利は、足音で敵の侵入を察知するため、なんだそうですよ。
続いてはこちら。
縮景園の池には13の島があります。この島に関する問題です。
|実はどの島も “ある生き物”の形をしているそうです。それは一体なんでしょうか?2種類ありますよ。
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こたえ:「鶴」と「亀」
「鶴は千年 亀は万年」ということわざにあるように、鶴と亀は寿命が長い生き物の代表。
その、めでたいとされる「鶴」と「亀」を象っているということです。
鶴は2羽、亀は11匹いるそうですが、みなさん、見つけられましたか?
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縮景園を最初に造ったのは、豊臣秀吉 側近の大名として仕えていた、安土桃山時代の武将茶人 上田宗箇(うえだ そうこ)[1563-1650]。宗箇の優れた土木・建築技術が注目され、作庭者に選ばれました。
ちなみに、縮景園は最初、「大きな泉がある庭」ということから“泉庭(せんてい)”と呼ばれていましたが、「日本中の景色を集め、縮めて表現したこと」から、のちに、「縮景園」の名がついたそうです。
四季折々で色んなお花が楽しめる縮景園。
11月19日(金)からは、もみじまつりが始まります。ライトアップした紅葉も楽しめるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
名勝 縮景園
もみじまつり 紅葉ライトアップ
2021年11月19日(金)~28日(日)
※今年は整理券方式となっていますのでご注意ください
https://shukkeien.jp/
広島ホームテレビ『5up!』(2021年11月17日・18日放送)
「広島へぇ~じゃん」
ひろしまリード編集部
※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。