【カープ】20歳の若鯉・羽月隆太郎選手がロザンにお悩み相談
「ミスしてもいいから思い切ってやれ、と先輩方が背中を押してくれたおかげ」と謙虚に話すのは20歳の若武者・羽月 隆太郎(はつき りゅうたろう)選手。
初スタメンで初安打、初打点、さらには初のお立ち台も経験するなど、1軍の舞台でいきなり結果を出せた理由について聞かれてそう答えた。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、一軍初昇格で鮮烈デビューを飾った羽月選手をフカボリ。ファンの注目を一身に集めるシンデレラボーイに今の心境を聞いた。
※以下データはすべて8月22日O.A.時現在
羽月選手は2018年のドラフト7位入団の20歳。7位という決して高くない評価で入団したが、1年目からウエスタンリーグで出場機会を得ると持ち味の足を活かし、23盗塁はリーグ2位。打撃でも9月の月間MVPを獲得するなどの活躍を見せた。
昨年秋のインタビューで「一軍に行くことを絶対目標にして、一日一日無駄の無いように過ごしていく」と話していた通り、今シーズン2軍で好成績を残し、今月7日に初昇格を勝ち取った。
「自分の役割は逆方向にゴロやライナーを打って塁に出ることなので、そこを徹底してやった」と振り返る羽月選手。
初出場・初スタメンとなった7日の阪神戦。1回のプロ初打席で見事に送りバント(初犠打)を決めると、2打席目には絶妙なセーフティーバントはスクイズに。プロ初打席・初打点をマークすると4打席目、試合を決定づけるタイムリー3ベース。首脳陣にもファンにも強烈なインパクトを与えるデビュー戦となった。
自分でも予想外だったという2年目でのデビュー。ここまでの打率は.267でノーエラー。
しかし武器であるはずの盗塁がゼロ。足でチームに貢献したい思いは人一倍強い。
「ここ一番で代走に出された時は思い切りが大事だと思うので、思い切っていきたい」と力強く語る羽月選手。この飽くなき向上心が低迷するチームを支える存在になるに違いない。
羽月選手には、一軍昇格2週間で芽生えた悩みがある。それは試合前、練習前にほぼ毎日任されている声出し。就寝前にネタを考えるそうだが、すでにレパートリーが枯渇寸前とか・・・。
そこで番組MCのロザン・宇治原 史規(うじはら ふみのり)と菅 広文(すが ひろふみ)に「一発芸を教えてほしい」と助けを求めた。
(C)HOME菅は「羽月選手はスベってなんぼの子やねん。スベることでみんなが一致団結するので今の感じで考えればいい」と。
宇治原は「先輩方のネタを順番にしていったら枯渇せずにすむのでは?〇〇さんのモノマネしまーすって1人ずついじっていけば」とアドバイス。
羽月選手が佐々岡真司監督!のモノマネを披露する日を楽しみに待ちたい。
広島ホームテレビ
『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)8月22日放送
ライター 湯谷葉子