【カープ道】 マエケン体操でダンス⁉︎ 元カープトレーナーと美ボディ作り

スポーツの秋到来! 『カープ道』は教室を飛び出して体育の授業。カープの匠を目指す
番組MCの中島尚樹さんと小嶋沙耶香アナが、カープの選手が実際行っているトレーニングを学び、美ボディを目指す。

 

講師は、元カープの専属トレーナー(2000〜2013年)で、現在「マナ治療院(広島市西区)」を開院する後藤将二さん。選手のケガの治療やリハビリ、強化トレーニングを行い、選手のトレーニングを知り尽くす後藤さんが、プロのトレーニングを元に誰もができるメニューを考案。二人を熱血指導する。後藤さんが担当したカープ選手は、通算打率.302で、2000本安打も記録した鯉のレジェンド・前田智徳さん。下半身のケガが多かった前田さんの治療やストレッチなどをサポートしたという。

左)後藤将二さん  中)中島尚樹さん 右)小嶋沙耶香アナ 左)後藤将二さん  中)中島尚樹さん 右)小嶋沙耶香アナ

 

まず後藤さんが手解きするのは準備運動。ケガをしないためには欠かせない「ウォーミングアップ」を伝授する。

1つ目は、両手を上げて肩甲骨を引くように腕を戻す。同時に股関節を曲げていく。

ウォーミングアップ その1 ウォーミングアップ その1

 

2つ目は、骨盤と股関節を動かす。これらの動きはカープファンの方は選手たちの練習前のウォーミングアップで目にしたことがあるのでは。

ウォーミングアップ その2 ウォーミングアップ その2

 

体が温まったところで、次は前田健太投手が登板前に必ず行うマエケン体操。前屈みで腕を引いて肩甲骨を寄せ、肘を曲げて肩甲骨を回す。

前田健太投手 前田健太投手 マエケン体操のポイント マエケン体操のポイント

 

「私、投げられそう」と、小嶋アナの肩もすっかり出来上がったところで、いよいよ本番。美ボディへの道<その1>。まずはエクササイズ用のゴムバンドを使って体に負荷をかけるトレーニングに挑戦。ゴムバンドを使ったトレーニングは投手陣に多く見られ、ケガをしない体作りや筋力アップのために取り入れられている。

はじめに肩のトレーニング。ゴムのリングを足にかけて、斜め後ろに引き上げるだけ。下半身を動かさず、上半身だけひねる。正しい姿勢で引けば肩甲骨まわりや、背筋を鍛えることができるという。

「かなりきつい」と効き目を実感しながらも、すでに音を上げそうな二人。このトレーニングの目安は1日10回を3セット。

肩のトレーニング 肩のトレーニング

 

上半身の次は下半身を鍛える。ゴムを膝の上につけて寝転び、お尻の筋肉だけを使って、膝を開く。太ももの力は使わずに、お尻の力だけでゴムを伸ばそうとする、かなりハードなトレーニング。なのに「画的には地味」だと心が折れそうになる二人。目安は1日左右5回ずつ。

お尻のトレーニング お尻のトレーニング

 

続いては、お腹まわりのトレーニング。バランスボールに座り、つま先を壁に付けて押さえる。そして体を後ろに倒して、腹筋を使って手を上げる。そうすると腹筋と体幹を同時に鍛えることができるという。

お腹まわりのトレーニング お腹まわりのトレーニング

 

美ボディへの道<その2>は、難易度アップの腹筋トレーニング「クレメンス腹筋」にチャレンジ。こちらは、メジャーリーガーだったロジャー・クレメンス投手が日米野球で来日した時に行っていた腹筋トレーニングで、それを見た選手たちが真似して流行ったトレーニング。

横になって肘と膝をくっつける。くっつけたままで体を起こすという、一般人にはかなり難易度の高いもの。ましてや普段から運動不足の二人には苛酷なトレーニング。どうにもならない状態に、小嶋アナは「ありがとうございます」と自ら番組を閉めようとする始末。

クレメンス腹筋① この状態から クレメンス腹筋① この状態から クレメンス腹筋② ひじとひざを付けたまま身体を起こしてもらう

 

カープで流行ったというメジャー流・クレメンス腹筋を教わってトレーニング終了。あまりの不甲斐なさに、講師の後藤さんからは「中島さんには、いろいろ演技してもらって」と、わざとできないフリをしたと思われるほど。あらためてトレーニングから生まれるカープ選手たちの筋力の凄さを実感したが、二人の美ボディへの道は遠い。

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 10月27日放送
ライター 湯谷葉子

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