【広島雑学】本通商店街にまつわる「へぇ~」なこと

知っているようで知らない、「へぇ~」と思わず言いたくなる、広島の雑学をお届けする『広島へぇ~じゃん』。
今回は、本通商店街の「へぇ~じゃん」です。

 


やって来たのは本通。
新しいお店がどんどん増えてきている本通商店街ですが、一番古いお店ってどこかご存じですか?

本通商店街 (C)HOME

 

本通商店街にあるお店の中で、一番古いお店はどこでしょう? ※こたえはクリック!

こたえ:赤松薬局

赤松薬局 (C)HOME

 

17代目にあたる、代表取締役 赤松正康さんにお話を伺ってみました。
赤松薬局は400年以上続く、本通で一番古いお店。1615年創業といわれていますが、1591年にはお店があったという記述もあるそうです。そうすると今年で430年!

赤松薬局 (C)HOME

 

400年以上続くヒミツが何かあるなのでしょうか。
赤松さんに伺うとと、江戸時代から代々続く家訓があるそうです。それは

「勤倹(きんけん)は 家を治むるの本(もと)也」 というもの。

勤倹の「勤」は勤勉の勤、勤倹の「倹」は倹約の倹。勤勉と倹約が家を長く続ける基本だ、という家訓なんだそうです。
赤松薬局が400年以上続いているのは「家訓」を守り続けているからだったんですね。

 


続いて赤松さんが見せてくれたのは薬のパッケージ。
江戸時代から作っていたというこの薬。パッケージが「国内向け」と「海外向け」で違いがあるそうなんです。
さて、その違いとは一体、何だと思いますか?

 

「赤松薬局」が江戸時代から作っていたこの薬。国内向けと海外向け、どこが違うでしょうか? ※こたえはクリック!

こたえ:
国内向けのパッケージは、手に鏡、首に勾玉、腰に剣。
海外向けのパッケージは、手にトーチ、首にネックレス、腰の剣はナシ

 

 

国内と海外でデザインが違うのには訳があるそうです。
赤松さんによると、国内向けは「三種の神器」を表していて、軍国主義をイメージするとGHQから注意を受け、海外向けのパッケージデザインを変えたといいます。

ちなみにこの薬は、およそ100年前、世界的に大流行した「スペイン風邪」に効くということで人気の薬だったそうです。

 

いかがでしたか。
今回は長い歴史をもつ、本通商店街の「赤松薬局」にまつわる「広島へぇ~じゃん」でした。

 

 

広島ホームテレビ『5up!』(2021年10月27日・28日放送)
広島へぇ~じゃん

ひろしまリード編集部
※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

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